藻岩オリジナル

旧市営バス藻岩営業所には、同営業所にしか存在しなかった車両が存在した。
まずは84年式ＵＤ。



同年度には60台のバスを購入しているが、藻岩に配属された13台だけがＵＤ、他の琴似・北光・白石・東にはふそうやいすゞが導入されている。





84年式ふそうに関しては私が撮影した写真がなかったので、85年11月発行の『さっぽろ市営交通ニュース37号』の表紙を添付しておく。
次は85年式。同年には40台のバスを購入しているが日野31台、ＵＤ９台が納車されたが、前者は琴似・北光・白石・東にばらまかれたが、後者は藻岩に集中配置された。



85年式日野。



85年式ＵＤ。

次は86年式ふそう。藻岩に新製配置となった７台は何故か富士５Ｅボディで、それ以外の23台は呉羽ボディで納車された。



86年式ふそう（富士）



86年式ふそう（呉羽）：写真右。
なお、富士５Ｅボディのふそう車の一部は86年11月の厚別支所開設時に厚別に転属している。
最後は87年度導入車。同年には50台が納車されたが日野39台、いすゞ11台で、いすゞ車は藻岩に集中配置された。



87年式日野。



87年式いすゞ。

なぜゆえ1984～1987年にかけ、ねじれが生じたのか、疑問が残る。
これらの藻岩オリジナルのバスは2001年までに中央バスやじょうてつバスに譲渡されてしまった。
次回はこの“ねじれ時期”のバスのその後について特集したい。