みなさん、こんにちは。
今年最後にご紹介するのは、先日、仙台から研修会の講師で来てくれた先生に聞いた、おススメの小説。
癌で余命を宣告された、33歳の女性が、瀬戸内の島にある、
「ライオンの家」というホスピスで、最後を迎える話。
このホスピスでは、毎週、日曜日の午後3時にお茶会が開かれ、抽選で選ばれた人の思い出のおやつを再現してくれるという催しがあります。
死を受け入れるということは、どういうことか?また、その時に見える景色、感じ方、そもそも死ぬということはどういうことなのか?など、色々と考えさせられる小説でした。
「人生というのは、つくづく、一本のろうそくに似ている」
(本書269頁)というのは、本当にその通りだなと思います。
ちなみに僕は、なんだかんだ言って結局人間、最後は死ぬからな~と思いながら生きているところがありますが、実際、死ぬ間際にどう感じるか?は分かりませんし、もしかすると、この小説のことを思い出したりして、などと思ったりします。是非。
今年も一年、ありがとうございました。