「葉隠武士道」 松波治郎著 | 所長の本棚

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みなさん、こんにちは。

 

今回ご紹介するのは、第二次世界大戦後に、GHQによって焚書として抹消された本の復刻・現代語訳版です。

 

「葉隠武士道」 松波治郎著

 

「葉隠」とは、佐賀鍋島藩の武士であった山本常朝の談話をまとめた武士の心構えを書いた書物で、「武士道といふは死ぬ事と見つけたり」の言葉が有名ですが、本書はその葉隠を現代的に解説したもので、初版は昭和13年。太平洋戦争は昭和16年12月からなので、戦争が始まる数年前に発刊された本です。

 

内容的には、私利私欲を捨てて、主(国)のために、徹底して(ストイックに)生きて、そして喜んで死ね!という感じです。

 

これは戦後、読ませるのをやめよう・・と焚書にされるのも分かる気がします。

 

ただ、日本人としては、非常に共感できる部分も多く、人間関係のこととか、働き方とか、お酒の飲み方とか、今も昔もあまり変わらないんだな~と思ったりもします。まあ、今の若い人が読んだら、なんじゃこりゃ?って思う内容かもしれませんが。

 

今の時代には合わないかもしれませんが、ちょっと背筋が伸びる本。是非。

 

ありがとうございました。