「呪詛を受信しました」 上田春雨著 | 所長の本棚

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みなさん、こんにちは。

 

地元の新聞で、僕の高校の後輩が小説家デビューしたとの記事が出ていたので、即購入。

 

「呪詛を受信しました」 上田春雨著

 

中学までは仲良しだったのに、高校に入りバラバラになってしまった女子5人組のうちの一人が、ストーブによる一酸化炭素中毒で亡くなります。

 

これが事故死か?それとも殺人か?それとも・・。

 

残り4人の友達とその家族を中心に、様々な憶測と人間関係で物語は進みますが、キーポイントは「呪いとスマホ」。特に匿名のSNSによる書込みなどは、呪いより恐ろしいかも・・。いや、むしろ悪意のあるグループチャット自体が呪いなのか?とも思ってしまいます。

 

後半になるほど面白く、遅読の僕が一気読みしてしまいました。

 

ちょっとだけ、地元の風景も思い浮かぶ、伏線回収ばっちりのミステリー。是非。

 

ありがとうございました。