
『保育所等訪問支援』とは、児童発達支援や放課後等デイサービスが提供するサービスの1つで、訪問支援員(児発・放デイの先生)が幼稚園や学校を訪問して見学や直接支援を行うものです。
このサービスを1年間利用してみて分かったことをまとめます。ご利用を検討している方の参考になりましたら幸いです。
利用を始めた経緯
私の場合、幼稚園では担任の先生と話す機会はある程度あったので、保育所等訪問支援は利用していませんでした。そして、小学校進学で心配だったのが学校での様子を知ることでした。
・保護者が学校に行く機会は少なそう
・普通級では学校での様子を毎日詳しく連絡帳に書いてもらうことは難しそう
・担任の先生は忙しいので、頻繁に電話すると迷惑になってしまいそう
このように考えて、保育所等訪問支援を利用することにしました。
メリット① 真の姿が分かる
担任の先生から子供の様子を聞くのは、数少ない面談や電話くらいです。しかも、先生は30人の児童を相手にするので1人1人を細かく見るのは限界があります。私の娘の場合は独り言などで目立っていたので先生がとても気にかけてくださいましたが、目立たない特性の場合は先生が困り事に気付かないケースもあると思います。
保育所等訪問支援では、訪問支援員が対象の児童だけをじっくり観察できるので、良い点も悪い点も把握できます。また、クラス全体の雰囲気も第三者視点で客観的に教えてもらえます。
また、娘は【3学期授業参観】で完璧な振る舞いを見せてくれましたが、
・普段は苦手な事や困り事が色々とある
・授業参観のリハーサルでは最初のうちは全然話せず、当日午前中の直前リハーサルでようやく半分くらい話せるようになって、本番で初めて全部発表できた
という真の姿は、訪問支援を通して知ることができました。授業参観しか見ていなかったら「うちの娘は普通級でも問題なく過ごせている」と勘違いしてしまうかもしれません。
クラス全体の様子も、授業参観で見る限りは至って普通でしたが、実際は【色々なことが起きている】(アメンバー限定)というのも訪問支援で知ることができました。
メリット② 先生も安心できる
発達障害(グレーゾーンを含む)や知的障害(境界知能を含む)の児童を普通級で受け入れることに関して、学校や担任の先生は不安を感じるはずです。
その不安を解消するには、
・学校に丸投げせず、保護者が主体となること
・専門家のサポートを付けること
が重要だと思います。
児発・放デイの通所や保育所等訪問支援を利用することは、子供本人・保護者だけでなく学校・先生の安心にも繋がります。
実際、【担任の先生との面談】にて『放デイさんのサポートがあるので安心できる』と言われました。
注意点① 受給者証が必要
児童発達支援・放課後等デイサービスが提供するサービスなので、『通所受給者証』が必要です。
気を付けるポイントが2つあり、1つ目は通常の『児童発達支援』『放課後等デイサービス』とは別枠になるということ。『保育所等訪問支援』の枠を確保していない場合は追加申請する必要があります。
別枠というのは、このような感じです。
2つ目は、別枠になるので『通所』と『訪問支援』の同日利用が可能ということ。同じ日に複数施設の通所利用は禁止されていますが、学校や幼稚園に訪問してもらった日の通所利用は大丈夫です。
注意点② 非対応の事業所もある
全ての児童発達支援・放課後等デイサービスが保育所等訪問支援に対応しているわけではありません。私が利用している放デイは複数の教室を展開していますが、その中で保育所等訪問支援に対応している教室は限られています。
注意点③ 学校・先生との調整が必要
注意点④ 子供が嫌がる場合も
私の娘は訪問支援員が教室に入ることを嫌がらず、むしろ『頑張っている自分を褒めてほしい』と思って休み時間に話しかけてくるそうです。
一方で、利用者の中には
・訪問支援員に見られたくない
・訪問支援員が自分を見に来ていることを周りに知られたくない
と思う児童もいるそうです。そのような場合は児童が納得できるまで待つか、訪問支援以外の手段を検討する方が良いかもしれません。
まとめ
私の場合は、
・利用している放デイが対応していた
・学校や先生が前向きに受け入れてくれた
・娘が嫌がらなかった
という状況が上手く重なって、今年度は保育所等訪問支援を利用できました。
今の様子を見ると『もう訪問支援がなくても大丈夫』とは言えないので、来年度も新担任に訪問支援の利用を打診する予定です。
