パリ行きの飛行機内に差し込む光
ま…
まぶしい…！！
日本を出てからこの方
こんな陽射しは一度も浴びていなかったもの
太陽の存在を物凄く新鮮に感じます
到着したパリは快晴
乗換駅での待時間を使ったお散歩は眩し過ぎて目が開けられない！
日照時間４時間のフィンランドに瞳がすっかり慣れていたせいもあるけど
なんか
それだけじゃないんです
なんだろうねこの眩しさ
この…お洒落感！
嗚呼…
伝えられる写真が無くてごめんなさい…残念……
だってどこを切っても何故か絵になるもんだから私早々にフィルムカメラに切り替えちゃってて
悔しいかな滞在日数はずっと短いのに結局フィンランドよりフィルム使っちゃったもんね
決して綺麗とは言えないのにどうにも小粋なフランス
パリ
町並みやそこを行く人々が醸し出すピリっとした雰囲気は
あの場所に行った事のある方は肌で感じたはず
と同時にここのピリピリ感
旅行者にとっては悪い方に出る事もしばしばでして
道を聞こうものならこれ以上無いくらいつっけんどんなお返事
走り行く車達から浴びせかけられるクラクションの激しさ
ちょっとちょっとちょっと！
人生もっと和やかに行きましょうよ！
...なんて言ってみても私が思うにここの人達みんな
イライラするのが趣味なのね...
誰もが親切穏やか心にゆとりを持っていたフィンランドから来た私には
何度も体験済のパリの洗礼を衝撃と共に改めて受けてもうドっキドっキです
こんな時
私なりの解決策を教えて差し上げるならば結局これ
郷に入っては郷に従え。
気分はパリジェンヌで負けずに応戦することであります！
不親切な対応にはめげずに我が儘にすがりつく
理不尽な仕打ちには舌打ちして膨れっ面をお返し
向こうに悪気は無いのです
でもこっちにだって無いもんね！
そうすれば彼ら肩をすくめて両手をひらひら
満足行くコミュニケーションの末に心からの『Ｍｅｒｃｉ（ありがとう）！』をこちらが伝えれば
ニヤリと笑ってウィンクのおまけをつけてくれるはずです
胡椒の辛さにマカロンの甘さ
そんなめんどくさいフランス人の血を私も半分持ってるっちゃまぁその通り
ハイシーズン大混雑の中そんなやりとりを繰り返して何とかもぎ取った切符で
乗り込んだTGVの中でもザ・フランス人なバゲットサンドをもぐもぐ
とは言え
私のルーツはフランスの中でもこんな所なんだ
北東ヴォージュ県の小さな村
ランベルビレ
牛と馬と草地と森と
フランスでのひとつめの目的地は
おばあちゃんのおうちがあるこの村
おまけ写真
...おばあちゃんち最寄りの無人駅で私の到着を待つ父
前夜の荷物紛失事件から始まった諸々の問題でとてもとても心配させていたのに
必死に娘の姿を探す父を横目に悠長に電車の写真を撮っていた私...
『父はフランス人です』と言う度に『カッコイイ～☆』って返って来るのだけど
優しく寛大な彼は何というか
ヴォージュ人なのね(笑)
***つづく***