ギリシャ=19962.539、日本=119.33(2月29日のCDS5年物) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

ギリシャ=19962.539、日本=119.33(2月29日のCDS5年物)



秘書です。

ギリシャと日本のCDSのチャートをみると、


GREECE CDS USD SR 5Y=19962.539(2月29日)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=CGGB1U5%3AIND

JGB CDS USD SR 5Y =119.33(2月29日)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=CJGB1U5%3AIND

ギリシャの信用事由認定されず、いずれCDS発動との見方も
2012年 03月 2日 07:44 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE82000920120301?sp=true
[ロンドン 1日 ロイター] 国際スワップデリバティブ協会(ISDA)は1日、ギリシャは民間債権者に対し債務交換を通じて強制的な損失負担を迫る一方で、公的部門の債権者については損失を免除しているものの、これはクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の決済を発動させるクレジットイベント(信用事由)には該当しないとの判断を示した。

ただ市場関係者は、ギリシャが民間債権者との債務交換で集団行動条項(CAC)の適用を余儀なくされる公算で、向こう数週間にCDS決済が発動されるとみている。

ISDAは声明で「ギリシャをめぐる情勢は依然流動的で、今回の判定委員会の決定により、市場関係者が一段の照会を行う権利、もしくは能力に影響を与えることはない」とした。

JPモルガンのストラテジスト、ニコラオス・パニギルゾグロ氏は「集団行動条項の発動後に、ISDAがクレジットイベントの判断を下すと常に考えていた。民間債権者の債務交換への参加率が判明する3月9日以前に、ISDAがクレジットイベントとの見解を示すことはない。それがコンセンサスだ」と述べた。

3月8日の債務交換期限後に集団行動条項が適用されれば、ISDAの判定委員会が再び招集され、クレジットイベント認定の是非を協議するとみられている。

<CDS決済への懸念が後退>

CDS決済の発動をめぐっては、欧州当局者の抵抗が強く、トリシェ前欧州中央銀行(ECB)総裁は、クレジットイベントをタブー視していた経緯がある。

だがギリシャの財政状況は悪化が著しく、同国の財政を持続可能な軌道に修復するには大胆な措置が必要な状況となっており、クレジットイベントへの抵抗は大きく薄れつつある。

銀行は保有するギリシャ国債について、数百億ユーロにおよぶ減損処理をすでに済ませており、CDS決済が発動されても、金融システムに対する影響が限定的であることが明確になったことが背景にはある。

CDSの登録・決済機関デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーションによると、ギリシャ国債のCDS発動による支払額は最大で32億5000万ドルになる見通し。ただ国債保有者はギリシャから一部返済を受けることなどから、実際のCDS支払い額はこれを下回るとみられている。

ただCDSは取引所で取引されていないため、売り手と買い手が誰なのかは不透明だ。

<CDS支払い発動なら市場支援か>

米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のビル・グロース共同最高投資責任者(CI0)は、今回のISDAの判断について、危険な前例をつくるとともに、CDSの買い手の失望を招くとの見方を示した。

ISDA判定委員会は、今回クレジットイベントには該当しないとの判断を前回一致で決定しているが、PIMCOは判定委員会のメンバーを務めている。

一方で、市場関係者の多くが、CDSの支払いが実施されることをプラスと受け止めている。CDSが国債保有に伴う損失リスクのヘッジ手段として引き続き有効であることが確認されるためだ。

そうなればぜい弱な投資家の信頼感を支え、ユーロ圏の低格付け国債への投資意欲を高める可能性がある。

ユーロ圏国債のCDS市場は合計で1090億ドルとされる。

*内容を追加して再送します。