汚染水と地下水はつながっている!遮水壁の完成が2年後ということは2年間海洋汚染続けること? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

汚染水と地下水はつながっている!遮水壁の完成が2年後ということは2年間海洋汚染続けること?

秘書です。

汚染水に地下水が流入しているということは、地下水に汚染水が流出することもできるということ。
なぜ、遮水壁設置が2年後なのか?

この2年間の海洋汚染は日本政府の意思に基づく汚染ということになって、国際社会から賠償請求の対象になるのではないか?2年間の海洋に対する罪は?この不作為の罪は、将来の日本に膨大なコストになってはねかえるのではないか?大規模補正で一気にやるべきでは?


日量数百トンの地下水流入、原発事故収束妨げる
2011年9月20日20時58分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110920-OYT1T01060.htm

 東京電力は20日、福島第一原子力発電所の1~4号機のタービン建屋などに毎日200~500トンの地下水が流入しているとの試算を明らかにした。

 事故収束を急ぐ東電は当初、タービン建屋などにたまった高濃度汚染水を年内にすべて処理する計画だったが、次から次へと流れ込む地下水が計画を妨げている。

 5月末に10万5000トンあった高濃度汚染水のうち、東電はこれまでに約9万トンの汚染水を処理した。しかし、汚染水は13日現在、10万2000トン。差し引き8万7000トンが新たに加わったことになる。この間、原子炉への注水量は推定4万7000トン。東電は、残る4万トンの大半が地下水で、一部が雨水だと見ている。


第一原発 地下水流入の可能性
9月20日 16時25分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110920/t10015714711000.html
東京電力福島第一原子力発電所で、高濃度の汚染水がたまっている原子炉建屋などの地下に一日当たり最大で500トンほどの地下水が流れ込んでいる可能性があることが分かり、経済産業省の原子力安全・保安院は、長期的な汚染水の処理計画に地下水の流量を考慮する必要があるとしています。

東京電力福島第一原発では、1号機から3号機の原子炉を冷却させるため、一日550トン余りの水を注入していますが、こうした冷却水が高濃度の汚染水となり、原子炉建屋やタービン建屋などにおよそ8万トンたまっています。しかし、これまで処理した量に比べて汚染水の減り方が少ないため、東京電力が分析したところ、壁のひび割れなどから一日200トンから500トンほどの地下水が、建屋側に流れ込んでいる可能性があることが分かりました。東京電力によりますと、地下水は雨水がしみ込んだものと考えられていますが、建屋の地下に流れ込んでしまうと高濃度の汚染水と混ざり、結果的に汚染水全体の量が増えることになるということです。このため、東京電力では、当面、建屋の地下にたまった汚染水の水位を地下水よりもやや低い水準に保つことで、流入する量をこれ以上増やさないようにする考えです。原子力安全・保安院は、「長期的な汚染水の処理計画に地下水の流量を考慮する必要がある。地下水の量は季節によって変わるので、今後、評価していきたい」としています。

→汚染水に地下水が流入しているということは、汚染水が地下水に流出するということでもある。雨量が減れば今度は流出がはじまるのでしょう。

福島第1原発:京都大原子炉実験所・小出裕章助教に聞く(抜粋)
毎日新聞 2011年9月9日 2時32分(最終更新 9月9日 2時45分)
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/nuclear/news/20110909k0000m040167000c.html
◇遮水壁、一刻も早く
・・・1号機のように燃料が格納容器の底に沈み込んでいるなら、水を注入しても同じではないか。東電のデータが正しいなら、1号機に関する限り、水を入れることはあまり意味がない。むしろ遮水壁を作る方に力点を移すべきだ。2、3号機についてはまだ燃料が溶け落ちていないことも考えられるので、水を送り続けなければならない。それよりも、放射性汚染水が11万立方メートルもたまっている現状を重視すべきだ。
 4月に2号機の取水口付近のコンクリートの穴から汚染水が海に漏れているのが見つかった。あの場所だけから漏れていることはあり得ない。原発施設はコンクリートで覆われており、地震や津波でいたる所が割れていると考えられる。壊れないコンクリートなどあり得ない。2号機取水口の漏れは、たまたま見える場所にあったから見つかっただけで、氷山の一角だ。地下などでは亀裂からどんどん地下水へ漏れている可能性がある。「あと何センチであふれる」という視点ではなく、「今の漏れを何とかしなければいけない」という議論をすべきだ。

→なぜ、遮水壁設置が2年後完成なのか?この2年間の海洋に対する罪はどうするのか?

福島第1原発:「遮水壁」を年内に着工…2年で完成予定
毎日新聞 2011年8月31日 22時29分
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/archive/news/2011/08/31/20110901k0000m040122000c.html


海側遮水壁の基本設計について

                             平成23年8月31日
                             東京電力株式会社

 平成23年8月1日にお知らせした「海側遮水壁の先行実施について」にお示しし
たとおり、地下水による海洋汚染拡大防止のための遮水壁について検討し、ステッ
プ2の間に工事着手することとしております。
 このたび、地下水による海洋汚染拡大防止のための遮水壁の基本設計をとりまと
めましたのでお知らせいたします。
 なお、今後、詳細検討を行い、ステップ2の間に工事に着手する計画です。

別添:海側遮水壁の基本設計(PDF 1.16MB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110831i.pdf


別添:海側遮水壁の基本設計(抜粋)

3.地下水管理

・・・遮水壁の設置後に地下水が海洋へ漏れ出さないように管理する。

4.海洋汚染拡大防止効果の確認

・・・以上のことから、遮水壁の設置及び地下水管理を行うことによって、海洋汚染拡大を防止できることを確認した



→逆にいえば、遮水壁が設置される25ヶ月後までは、地下水は海洋を漏れ出し、海洋汚染の拡大を防止できないということなのでは?

→25ヶ月間、海洋汚染のリスクを放置するのか?この25カ月間の放置は政府の意思であり、海外から賠償請求されたらどうするのか?

→大規模補正で一気にしあげるべき課題なのではないか?




海側遮水壁の先行実施について

                             平成23年8月1日
                             東京電力株式会社

 平成23年7月19日にお知らせした「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた
道筋」にお示ししたとおり、地下水による海洋汚染拡大防止のための遮水壁につい
て検討し、ステップ2の間に工事着手することとしております。
 このたび、地下水による海洋汚染拡大防止のため、1~4号機の既設護岸の前面
に遮水壁を先行的に実施することと致しましたので、お知らせします。
 なお、今後、設計を早期にとりまとめてステップ2の間に工事着手する計画です。

別添:海洋汚染拡大防止のための遮水壁の基本方針(PDF 32.9KB)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110801b.pdf
                                  以 上



2011-09-09 17:31:00
「地下ダム(遮水壁)」の建設を進めるべきだ
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-11012643029.html

2011-07-06 00:43:00
福島第一原発の汚染水関連のニュースクリップ
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10944761563.html

2011-06-24 16:32:00
メルトスルーを前提とした地下ダム方式の検討が進んでいる、しかし、先送り。その理由は・・・
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/day-20110624.html

2011-05-31 15:48:57
5月31日震災復興特別委員会で中川秀直が利用したフリップ
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10908899997.html

2011-04-02 22:51:52
施設のひび割れた部分から海に流れ出ていることが分かりました
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10849534424.html