国民総力戦：兵庫県知事が宮城県庁訪問、関西で数万人規模一括受け入れ提案！

避難者一括受け入れを提案＝兵庫知事が宮城知事を激励
時事通信 3月19日(土)11時28分配信

　東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県を激励するため、兵庫県の井戸敏三知事が19日午前、宮城県庁を訪問し、村井嘉浩知事と会談した。井戸知事は今後の参考にしてもらおうと、阪神大震災の復興対策をまとめた資料などを手渡すとともに、関西広域連合として避難者を一括して受け入れたいと提案した。
　井戸知事は、遠隔地の避難所に移れば「今よりは生活環境面で良いサービスが受けられる。関西は数万人規模で受け入れ可能だ」と述べた。また、福祉施設入居者など災害弱者の受け入れ態勢も整えるとして、「遠慮せず気兼ねなく言ってほしい」と同じ大震災被災県として全面的に協力する考えを伝えた。同連合ではすでに、兵庫県と大阪府が約1万人、鳥取県が約2000人を受け入れる方針を固め、他県も検討を急いでいる。