尖閣映像:海上保安官は「停職」処分へ、さて国会答弁との整合性は? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

尖閣映像:海上保安官は「停職」処分へ、さて国会答弁との整合性は?

秘書です。
やはり、尖閣映像流出は、機密性の問題ではなかったようです。
中川秀直への政府答弁書をみればそのことは明らかでしたが。
では、何が問題だったのか?
やはり、映像非公開という何かの密約違反になったという政治的な問題だったのでしょうか?



■【海保職員「流出」】流出の保安官を停職処分へ 長官の更迭は見送りも懲戒
2010.12.21 12:15 産経新聞

中国漁船衝突映像流出事件で、神戸海上保安部が入った合同庁舎で頭を下げる海上保安官=11月16日午前1時26分、神戸市中央区 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で、海上保安庁が流出への関与を「告白」した神戸海上保安部の男性海上保安官(43)を週内にも停職の懲戒処分とすることで最終調整していることが21日、関係者への取材で分かった。保安官はすでに辞職届を提出しており、処分とともに受理され依願退職となる見込み。

 一方、組織トップとしての責任問題が浮上していた鈴木久泰長官については更迭を見送る方針だが、情報管理体制の不備などを問う形で、馬淵澄夫国土交通相が減給以下の懲戒処分となる見通し。

 海保は映像の流出元となった海上保安大学校(広島県呉市)の関係者や保安官の上司ら関係職員の処分も検討しており、警視庁が近く国家公務員法(守秘義務)違反容疑で保安官を書類送検するのを受けて、一斉に処分する。

 海保関係者などによると、保安官は10月中旬ごろ、巡視艇「うらなみ」の同僚が海保大の共有フォルダーから入手した映像を私用のUSBメモリーを使って取り出し、11月4日に神戸市内のインターネットカフェから動画サイト「ユーチューブ」に投稿した。

 海保は捜査の進展を見ながら保安官の懲戒処分を検討してきたが、映像の秘密性が低く、漏洩の際に金品などの見返りがない点から、4段階ある懲戒のうち最も重い免職には問えないと判断したとみられる。

 送検を受けて東京地検が保安官の刑事処分を判断するが、保安官が懲戒処分となり依願退職すれば一定の社会的制裁を受けたことになり、起訴猶予となる公算が大きい。

 馬淵国交相は21日午前の定例記者会見で「捜査が終結し事実関係が明らかになった段階で、どのような処分を行うか判断したい」と話した。

→①映像は秘密性が低かった(菅総理がすぐにみる必要性を感じないほどですからね!)、②捜査情報でも公益性の比較考量で公開することもあった、にもかかわらず、なぜ、そこまでして内閣はかたくなに映像を秘匿しようとしたのか?やはりAPEC首脳会談を前にした映像非公開密約説は正しかったのか、前国会での閣僚の答弁との整合性はどうなるのか、次期通常国会では大いに議論になることでしょう。

2010-12-10 12:22:29
「尖閣沖漁船衝突事件の映像の機密性に関する質問に対する答弁書」=国会答弁と矛盾?
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10732477689.html