今日の鉄道ニュース(上田電鉄の丸窓電車が譲渡先募集しています特集) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

今日の鉄道ニュース(上田電鉄の丸窓電車が譲渡先募集しています特集)

全国200万の鉄道ファンのみなさま、こんにちは。
あの上田電鉄の丸窓電車が譲渡先を募集しています!


■『丸窓電車』の譲渡について
2010年12月 1日上田電鉄
http://www.uedadentetsu.com/news/post_86.html
 現在、上田電鉄のシンボル的存在として別所温泉駅線路脇に2両保存しております車両(モハ5251号車、モハ5252号車)は、昭和2年に製造され、昭和61年まで『丸窓電車』の愛称で別所線を走り、皆様に親しまれてきた車両です。
この度、弊社ではこの2両のうち1両(モハ5252号車)を一般開放も含めた資料館として整備することとし、もう1両の車両(モハ5251号車)を下記の条件において、ご希望の方にお譲りいたします。
なお、譲渡先につきましては、法人、個人は問いません。


1.当該車両を車体保存される方で、解体および部品の転売等を目的とする方にはお譲りいたしません。
2.譲渡価格:無料
但し、現地からの運び出しにかかる費用は譲渡先の負担となります。
(参考:上田市内の場合 約1,300,000円)
3.お引渡しは、現状のままでのお引渡しとなり、引渡し日程は平成23年4月以降を予定しております。
4.お申込み期間は、平成22年12月1日(水)~平成23年1月31日(月)とします。
5.お申込みは「譲渡申込み受付書」にご記入のうえ、FAX(0268-38-7951)へお送りください。お申込みが多数の場合、選考のうえ譲渡先を決定させていただきます。

モハ5250型(丸窓電車)譲渡申込み受付書.pdf

>※モハ5251号車につきましては、ご購入お申込み期限までに譲渡先が見つからない場合は、誠に残念ですが解体を行う予定です。
【データ】
・昭和2年 日本車輌製造株式会社製 
・全長14,719mm×全幅2,591mm×全高3,785mm(パンタグラフを下げた状態です)
・重 量:32,700kg

→丸窓電車の「解体」はなんとか防ぎたいもの。どなたか!ぜひ!(鉄道博物館関係のみなさま!丸窓電車は保存価値のある電車だと思うのですが)

■機関車、休憩所で再出発 鳥取・若桜鉄道の隼駅
2010/12/02 07:02 共同通信
 鳥取県の第三セクター「若桜鉄道」隼駅の振興を目指す市民団体が、使われなくなった電気機関車やブルートレインの客車を駅の休憩所として再利用する計画を進めている。地元からは「多くの人が来てくれれば」と期待の声が上がっている。
 市民団体によると、11月下旬には石川県の北陸鉄道から無償で譲り受けた1954年製の電気機関車ED301の1両を、駅構内に設置。来年7月にはブルートレインの客車を連結し休憩所が完成する予定。
 隼駅は、名前からスズキのオートバイ「ハヤブサ」のライダーに人気がある。しかし遠方から来ても、記念撮影だけして帰る人も多い。「隼駅を守る会」の西村昭二会長(66)は「今後はゆっくり休んで帰ってほしい」と期待している。
 北陸鉄道によると、ED301は10年ほど前まで除雪車として実際に使用されていた。現存する車両はほとんどないという。

→なんとかこんなかんじで丸窓電車も第二の人生を。

$中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

■3日最後の運行 秩父鉄道・黄色の1000系
2010年12月2日(木) 埼玉新聞 

 秩父鉄道(本社・熊谷市)で運行されている旧日本国有鉄道(国鉄)時代からの「1000系」電車の黄色の車両が、3日の運転を最後に引退することになった。1957(昭和32)年に登場して以来、鉄道ファンらに「国電」として親しまれてきた懐かしい電車の一つが消える。

 秩父鉄道の1000系は旧国鉄では「101系」と呼ばれ、首都圏や関西方面の路線を運行していた。主に外装が緑色は山手線、だいだい色は中央線、青色は京浜東北線を走り、多くの通勤者や学生などに利用された。引退する黄色の車両は「カナリアイエロー」(1012号)との愛称で人気があり、61年から92年ごろまで、総武線や中央線、南武線などの運行に使われていた。JRでは2003年11月28日で101系の運用を終了した。

 秩父鉄道は85年から89年にかけて101系電車を旧国鉄、JRから購入。パンタグラフを増設したり、冷房設備を設置するなど改造した。同鉄道が所有している1000系は黄色のほか、緑色、青色、あずき色、白色車体に青色のラインと黄色車体に茶色のラインの入った6種類があり、3両編成で計9本。東急電鉄で使用していたステンレスタイプの「7500系」の導入に伴って、黄色の車両1本と入れ替えることにした。

 秩父鉄道によると、現在、国内で旧国鉄の101系に乗車できるのは同鉄道だけだという。黄色の車両は、羽生駅あるいは熊谷駅から三峰口駅間を多い日で1日3往復した。同鉄道は「最近は昔を懐かしみながら1000系(101系)に乗るお客さんが多い」と話す。

 秩父鉄道は黄色の「1000系」電車の引退に合わせ、記念乗車券を販売している。1セット750円で、1千セットの限定。同鉄道の羽生、熊谷、秩父駅などで取り扱っており、通信販売も行っている。オリジナル台紙付きの引退記念入場券(1部160円)もある。

 記念入場券の問い合わせは、秩父鉄道営業推進課(TEL048・523・3313)へ。

→今日が最終日です!

■津軽鉄道「ストーブ列車」運行開始
2010/12/2 木曜日陸奥新報
 五所川原市と中泊町をつなぐ津軽鉄道で1日から、冬の風物詩「ストーブ列車」の運行がスタートした。一番列車には三八五観光が募集した岩手県からの観光客らが乗車し、赤々と燃える石炭ストーブの風情を味わった。
 津軽五所川原駅で行われた出発セレモニーでは澤田長二郎社長らがあいさつし、テープカット。乗客はストーブであぶったスルメを味わうなど、情緒あふれる旅を満喫した。初めて乗ったという岩手県八幡平市の藤本功さん(72)は「あぶったスルメの香りがとても良い。列車にゆっくりと揺られてする旅は楽しい」と笑顔を見せた。
 26日までは土日のみ、ストーブ列車を1便増やし1日3往復する(27日以降は3月末まで平日も3往復)。乗車券のほか、ストーブ列車券(300円)が必要。問い合わせは同鉄道(電話0173―34―2148)へ。

■乗客ぬくぬく出発進行 津軽鉄道ストーブ列車 今季は増便
2010年12月02日木曜日河北新報
 青森県五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道(五所川原市)で1日、冬の特別列車「ストーブ列車」の運行が始まった。来年3月末まで。
 津軽五所川原駅(同市)を午前11時40分に出発した一番列車には、観光客ら約90人が乗った。2両編成の列車は、1両に2台のだるまストーブを設置。乗客はストーブで暖をとったり、雪で白く染まった田園風景を車窓から楽しんだりと、思い思いに車中のひとときを過ごした。
 初めて乗ったという青森市の主婦高橋あいさん(74)は「車内のストーブは、昔懐かしい感じがしていいですね」とうれしそうに話した。
 これまで毎日2往復だった運行本数は今シーズン、東北新幹線全線開業による観光客の増加を見込み、26日までの土日は3往復、27日から来年3月末までは毎日3往復に増やすという。

→古い車両の観光資源化の老舗です。

■第三セクター鉄道 ファンクラブはいかが
2010年12月03日朝日新聞
 自治体などの出資で県内を走る第三セクター鉄道が、ファンクラブやメーリングリストを立ち上げ、あの手この手で新規乗客の獲得を狙っている。乗客の減少による危機感から、県内外に固定ファンを増やしてリピーターをつかむのが狙いだ。(矢吹孝文)
 今月1日から「メール会員」の募集を始めたのは、間藤駅(日光市)―桐生駅(群馬県桐生市)を結ぶわたらせ渓谷鉄道だ。同社のホームページを通じて登録すると、イルミネーションの点灯時期や紅葉の見ごろ、沿線がテレビに紹介されるなどの情報を月に3~4回、電子メールで連絡してもらえるという。
 同線は沿線住民の減少と少子化で、1994年度に年間106万人いた乗客が、昨年度には50万人を下回った。特に通勤・通学客が年々減っているといい、「メール会員」は遠方の人に利用を促すのが目的だという。樺沢豊社長(62)は「ホームページでは、忙しいと見てもらえない。直接メールが届く方が、近く感じてもらえる」と説明する。
 野岩鉄道は、新藤原駅(日光市)―会津高原尾瀬口駅(福島県南会津町)の山中を走る。来年の開業25周年を控え、今年8月に「野岩鉄道ファンクラブ」を立ち上げた。
 入会金・会費は無料で、ダイレクトメールなどでイベント情報が届く。沿線の写真を使った会員証と社員手作りのバッジがもらえるほか、毎年の誕生日には片道の無料乗車券がプレゼントされる。
 路線の約6割がトンネル、約1割が鉄橋という特殊さから、もともと鉄道ファンには人気の路線だったため、狙いは大当たり。遠くは大阪や愛知からも申し込みがあり、11月までに会員は1300人を超えた。
 最盛期の90年には年間112万人の乗客がいたが、現在はその半分以下に落ち込んでいる。同社では「ファンクラブで野岩鉄道に愛着を持ってもらい、リピーターを増やしたい」と話す。
 茂木駅(茂木町)―下館駅(茨城県筑西市)を走る真岡鉄道は、毎週末にSLを走らせている。今年7月にはSLに触れる「SLフェスタ」を真岡駅で開催し、約300人のファンが集まった。
 子どもたちによるSLの清掃体験や、ボイラーに石炭をくべる「投炭」体験を実施。車両で使われたつり革や、古い時刻表などを販売するイベントも開かれ、同社ではファンを増やすためにも来年以降も開催する予定だという。
 各社とも、沿線の観光地の活性化にも熱心だ。野岩鉄道では三依や湯西川などの沿線を社員が案内するツアー「沿線散歩」を定期的に実施している。わたらせ渓谷鉄道でも、高崎のダルマ業者と提携した「わ鉄ダルマ」を発売して、地域密着をPRする。わ鉄の樺沢社長は「乗客を増やすとともに、地元の観光地と協力し、沿線全体を活性化させていければ」と話す。

→メール会員方式に注目。

■たった1両悲運の機関車
(2010年12月3日 読売新聞)
1970年に誕生した旧国鉄のディーゼル機関車「DE50形」は、V型16気筒で2000馬力のエンジンをうならせ、国内最強の新鋭機として君臨するはずだった。だが、石油ショックや国鉄の経営悪化で量産計画は頓挫。たった1両で製造が打ち切られた悲運の機関車だ。
 全長15・9メートル、重量70トンで、急坂の多い幹線の貨物用に開発され、中央線などで試運転を続けた。伯備線で運用中に故障したが、1両だけという特異な存在から、修理されないまま86年に廃車となった。
 2001年、岡山駅構内で雨ざらしの姿を見かねた地元の鉄道ファンが車体を塗り直し、02年からは津山駅の車庫で保管。自力では走れず、今では車体で野鳥が巣作りをしている。

→・・・!がんばれ!

■講演:山形鉄道社長「地域を元気に」--飯豊の旅館で /山形
毎日新聞 2010年12月3日
 フラワー長井線を運営する山形鉄道の野村浩志社長(42)が、飯豊町椿のがまの湯温泉「いいで旅館」で約160人を前に講演した。いじめられっ子だった小学生時代や、添乗中に航空券45人分を無くした旅行会社員時代を振り返り「鉄道はダメ人間だった自分を救ってくれた。今度は大好きな鉄道を通し、私が地域を元気にしたい」と熱弁した。
 また10月入社の鈴木俊一さん(41)が着物で趣味の落語を披露し会場を沸かせた。社員はフラワー長井線グッズを販売。新商品「もっちぃ駅長ぬいぐるみ」は飛ぶように売れた。
 長井市時庭、無職、安部サノさん(75)は「野村社長が困難を乗り越え、夢を追う姿に感動した。これからはもっと列車に乗るようにして応援したい」と話した。【鈴木健太】

→鉄道の教育的効果。あります。ある東欧の国では子ども鉄道を社会教育施設にして、子どもたちが駅員さんや車掌さんになり、職業体験しているのをテレビでみたことがあります。