菅総理は開国という決断ができるか(中川語録) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

菅総理は開国という決断ができるか(中川語録)


先日、私の母方の祖先にも関わりがあった事件についての映画『桜田門外ノ変』を見た。

映画の最初と最後に国会議事堂が映されているのが印象的だった。

いつの世も、開国というのは大変な決断である。菅総理にその決断はできるか。

そして、いつの世も、人々は世界のルールを受け入れて競争しなければ生き残ることはできない。我々の祖先はそうしてきたし、我々もそうしなければならない。

業を縛ることで社会政策をするという発想をやめるべきときだ。業は業として世界に飛躍していけばいい。社会政策は社会政策で地域でしっかりやっていこう。

業を縛って社会政策にしておいて、その業界に若者の希望はあるのか。「無望業界」になってしまうのではないか。

大人がよってたかって経済規模縮小社会をつくり、若者を業から排除しているにもかかわらず、業に入らなければ社会政策的な恩恵を受けられない社会に若者の希望はあるのか。「無望社会」になっているのではないか。

竜馬にあこがれる政治家、奇兵隊にあこがれる政治家が開国に逡巡するようなことがあってはならない。

「尊農・開国」、そして「独立自尊」。

菅総理がこの路線を進む覚悟があるかどうかが問われる。



(10月23日記)中川秀直