東日本大震災から11年。 | 紙芝居師なっちゃんの『勝手にご当地紙芝居TOUR in 47都道府県』進行中

紙芝居師なっちゃんの『勝手にご当地紙芝居TOUR in 47都道府県』進行中

鎌倉を拠点に全国で活動しています。
「古事記」「日本書紀」や仏様などをモチーフにしている、日本唯一の『カミサマ紙芝居師・ご当地紙芝居師。
全国ツアー制覇目標に公演中。公演依頼随時募集中!

早いものです。11年経ったのですね。

今日は、昨年、福島県浪江町にお邪魔した時に撮った、

福島県浪江町のオリジナル紙芝居を動画でご紹介します。

 

私は震災がきっかけで鎌倉に越してきました。

震災直後から被災地に赴き、延べ200回ほど、

東北被災地で紙芝居で復興応援活動をしてきました。

 

ここでは語りつくせないいろいろな思いが沸いてきます。

そんな中、移住先の鎌倉の仲間たちと共に

「3.11ALL鎌倉」という団体で、

東北の復興と鎌倉の防災を軸に

仲間と共に活動してきました。

 

 

 

その中で、毎年3月11日の週の日曜日に、

鎌倉市役所駐車場で大々的な復興&防災イベントを開催してきました。

「心をひとつに」

 

 

昨年が一旦の区切りでした。

コロナ禍で、イベントとして開催できなかったのですが、

私は、実行委員代表として、福島県浪江町から、

浪江の今をオンラインで中継しました。

 

その時、浪江町の紙芝居をお届けしたのです。

その映像を、YouTubeチャンネルでアップしました。

よかったら、ご覧ください。

 

 
福島県浪江町・くさ野神社のカミサマ。
通称:あんばさまのおはなしです。
ストーリーは、浪江町のおかあさま達との会話から生まれた
オリジナル。
浪江町のおかあさんたちとの共同制作だと思っています。
c56f46e0ea641d845af0cc72c7fab249_97cfcf7cae209b6
毎年、収穫や漁の時期には大漁・豊作を祈り踊るお祭りがあり、
地元の人たちに愛されてきたくさ野神社。
91f9c0584cd09462bfd379dc0f208aaf_cde82f45c11da54
社殿ごと津波にのまれボロボロになりました。
(昨年実際のくさ野神社へ行った時の様子をInstagramにアップしていて、
アメブロと連携していたので、その記事もリブログしますね)
 
しかし、有志の手によって、神様の社殿が再建されたのです。
d6e2b920463984cd5097b43ec0f3ab63_e3c5d3a1d51cc17
その小さな社殿から、今も、
浪江の人たちを見守る決意をするあんばさま。
b5a759b01ef831b0090b81247d9533b5_206323ed1267eee
 
泣きながら、創りました。
私の紙芝居作品の中でも
もっとも大切な作品のひとつです。
 
東北への想いを寄せて。
東北は、復興への希望の場所だと思っています。
津波にのまれた木の幹から、新たな命が芽生えている姿を撮った写真。
2011年の夏だったっけな。
岩手県山田町で撮りました。
空に手を伸ばしているように見えて、
泣けて泣けてたまらなかった。