宇佐蔵べに 2018.05.05 @ 秋葉原グッドマン(GIGA IDOL2)


セットリスト:
1. ポップスター(市川美和子)
2. ドーナツふれんど
3. Shampoo Planet
4. Hello!!
5. ヴぁんでぃっつ!!! 
※3. はもともとThe Learnersのカバーですが、かなり以前からステージでは「あヴぁんだんどのShampoo Planet」とアナウンスされるため、現在はカバー扱いではないと思われます。
※なお大トリのPRIVATE LESSONS(小鳥こたお×友沢ミミヨ×宇川直宏、ゲスト:宇佐蔵べに)のステージでは「Feedback Friday」が演奏された模様です。


秋葉原グッドマンのステージは間口が二間半、奥行きが二間ほど、ステージの高さは30-40センチすなわち一尺から一尺三寸ほど。客前にモニターが四つ。もともとはバンド系のハコであり、こちらにアイドルを見に来ることになるとは思いませんでしたなあ。
青いライトに照らされるステージ。スモーク。SEが上がるとライトの光量が落ちます。あヴぁんだんどの開幕SEを口真似するヲタク諸氏。今日の会場はノイズ系のファンが多いらしく、アイドルヲタクは数も多くなく、気圧されたのか勢いもアイドルプロパーの現場ほどは無いようです。さて、口真似していたとおりの「パンパンパンパン」と女声で唱えるSEが鳴り、反応して笑うヲタク諸氏。
逆光気味の照明に照らされてはいるものの薄暗いステージに上手から登場するべにさん。赤の地色に大き目な白の水玉の、50年代ふうのワンピース、左胸には緑色を主にした色にみえる缶バッジ、左手首には赤の数珠ふうブレス。前髪は眉毛の上で切りそろえて、ツインテールの右側は赤の髪留めゴムに透明な宝石ふうのチャーム、左側は白の地色にごく小さな赤の水玉の散ったハンカチを巻きつけて留めているように見えます。白の短いソックスに黒のパッチン留めシューズ。くるくる回り、飛び跳ねるべにさん、暗めの照明なのに、キラキラした女の子というまさにそのものがステージ上に具現化します、なんていうと八十八ヶ所巡礼みたいですが(※「八十八ヶ所巡礼」というバンドに「具現化中」という曲があります)。SEにあわせてターンを繰り返すべにさん。
「よろしくおねがいします!そう、わたしがアイドル!です!」とライブのタイトルにあわせて力強く宣言する見捨てられたアイドル宇佐蔵べにさん。

「聞いてください!市川美和子さんのカバーで、ポップスター!」、ソロのときにやることのあるカバー曲からスタート。暗いなか黄色のライトが点滅、間奏は青色が点滅します。

「ありがとう!」、イントロ、二曲目「ドーナツふれんど」はこたおさんの活動休止直前にアナログでリリースされたナンバーであり、今日はのちほどこたおさんの出演もあったのですが、ソロで歌われます。
「ギガアイドル…みなさんこんにちは!わたしはあヴぁんだんどの宇佐蔵べに、です!レッツゴー!」、「レッツゴー!」は聞き違いかもしれません。
アイドルヲタクの占める割合は低いとはいえ沸きナンバーではないためか、はたまた会場の雰囲気に気圧されているのか、客席からの声掛りはありますけれどもいまひとつ盛り上がりが弱いように思えるのですが、それでも「45回転の」あたりではしっかり「パン、パパン」とハンドクラップが入ります。
この曲には「救っているのかな」という歌詞がありますが、救われているのはヲタクの側か、それとも歌い踊っているべにさんのほうなのか、などと考えます。あとのMCでも語られますが見捨てられたアイドルとしてデビューした後も次々とメンバーが卒業あるいは脱退して唯一のオリジナルメンバーとなったべにさん、あヴぁんだんどはオリジナルメンバー6人のうちじつに5人が抜けているわけですが、それだけに後から加わったこたおさんを歌い込んだ「べにとこたお」そして「あヴぁんだんどは止まらない」といった歌詞が迫ってきます。
蹲踞する姿勢を一瞬とって曲終わり。

「ありがとうございます!」、SEは60年代ガールズR&Bふう。
「お集まりいただいてありがとうございます!わたしはあヴぁんだんどの宇佐蔵べにです!ギガアイドル、あヴぁんだんどで出演するのは、去年も、その前も、あった気がする…あヴぁんだんどは二人組、非常階段とやったときは四人組、他の三人が星のかなたへ…」、こたおさんと二人になった、休んでいたこたおさんの受験が終わり、5月20日に復活、こたおさんはあと5時間くらいで大トリを務める、PRIVATE LESSONSと宇佐蔵べにで大トリを、眠くならず待って、と。
大トリはさておき、「いまこの時間は、アイドルというものを見てください…一番のアイドル!宇佐蔵べに!」と豪語するも自分の発した言葉のあまりの大きさに気が抜けたという表情をあらわすべにさん。

「あヴぁんだんどの、Shampoo Planet!」、三曲目の「Shampoo Planet」はもはやThe Learnersのカバーという扱いではなくなったようですね。ラストちかく、「それだけが…」に続けてハイハットを叩く仕草、エンディングのシャンプーするしぐさは今日は無し。

「ありがとう!」、ペットボトルから水を飲むべにさん、「じゃあ、水飲む!」とふたたび宣言して水を飲むべにさん、「静か、静か、めっちゃ静か…静かさを味わう時間、これ?…ジョン・ケージじゃないんだから。耐えられなかった」、こんにちではアイドルにおいてすら現代音楽の古典に関する教養が当たり前であることを示すライブアイドル宇佐蔵べに。と、いま書いていて気が付きましたが「水飲む姿も、カーワイー」とアイドルへの声援らしくかかることを期待していたのかな。
「5月20日、ニューシングル先行発売、凄いんです…今日はやらない」「大トリ、二人であヴぁんだんどの曲を、ある曲を。後ろでミミヨさんと宇川さんが。担当楽器はわからない。わたしも楽器を二つやります」

「あと二曲。聞いてください、Hello!!」
四曲目「Hello!!」、べにさんの声が少し低く感じられ、ほおが紅潮しているように見えますが、体調が悪いというわけでは無くて、数人分を一人で歌い踊っていることからの負担の大きさゆえだったようです。
ここまであまり勢いの感じられなかったヲタク諸氏ですが、この曲のそして現行あヴぁんだんどのもっとも美しい瞬間であろう、スカートの裾をつまんで左右に動く振りのところでは「ヲー!ヲー!」と大きく声が掛ります。べにさんを逆光気味に照らすライト。MIXも大きくかかります。
「ギガアイドル!まだまだ楽しんで!」、暗い照明のもと、赤いペンライトを振るヲタク氏あり。
再びの「ヲー!ヲー!」、「まだ見ぬ」で声を掛けるヲタク諸氏。
曲のラスト、寝るべにさんを背後からのライトが照らします。

「ありがとうございます!これが最後の曲です!ありがとうございました、あヴぁんだんどの、宇佐蔵べにでした!」
五曲目、ラストは「ヴぁんでぃっつ!!! 」、ヲタク諸氏もようやくノッてきたのかイントロで倍速MIXがかかり、間奏にもMIXがかかります。
べにさんの声はさすがに枯れてきている感じですが、最後まで歌い切ります、ラスト近くに「ヲイ!」と声を掛けるヲタク諸氏にはべにさんを励ます気持ちがあったかもしれません。

SEをバックにべにさん「ありがとうございました!宇佐蔵べには物販Bスペースで!あヴぁんだんどの物販も!ワンマンのチケット売ってます!ありがとうございました!」

アイドルとバンド、ノイズ。ギガアイドルでの宇佐蔵べにさんソロでした。