ついに実現か・・・。阪神と近鉄が神戸三宮と伊勢志摩方面を結ぶ特急を3月に運行すると発表した。
なんば線開業以降、近鉄側の乗り入れは大阪難波～奈良間（臨時で天理へ入線したことはある）のみで、観光地の伊勢志摩方面への乗り入れは未だに実現していない。
地図を見ても分かる通り、三宮から賢島へは十分特急運転が必要な距離で、特急料金不要の阪神と有料特急を走らせている近鉄との折り合いが合わず、阪神利用者にとっては無料特急もあれば有料特急もあると混乱する恐れがあり、また阪神の駅に近鉄特急の切符売り場を設ける必要があったりと課題が多く、実現には至らなかったのだろう。
もっとも、近鉄の社長は阪神乗り入れに積極的だったみたいだが・・・。
この特急は臨時列車として運行され、土曜・休日を中心に50往復程度運行される予定。
車両は近鉄の片乗り入れで22600系が使用されると思われる。何故なら阪神の保安装置を搭載しているし、行先表示に「阪神三宮」が準備されているからである。
さらに三宮発着の企画ツアーまで検討しており、両者の意気込みがうかがえる。
臨時ながら反響が良かった場合、定期列車化も十分あり得る。その暁には「しまかぜ」が阪神に乗り入れることになるのか？