急速に姿を消している大阪のツーステップバス | すべて俺のせいさ!

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近年、政令指定都市を中心にノンステップバスが普及し、ツーステップバスが減少している世の中だが、大阪では特にツーステップバスが急速に姿を消しているような印象を受ける。


私が思うには、大阪府の「流入車規制」に引っかかったのではないかと思われる。この条例は2009年(平成21年)1月に実施され、自動車NOx・PM法の排ガス基準を満たさないトラック・バス等を大阪府の流入を規制するもので、これは本来のディーゼル規制と異なり、4ナンバーのガソリン仕様の車まで対象となってしまう厳しい制度である。これがクリアできれば「車種規制適合車」という青色のステッカーが交付され引き続き流入できるがるが、クリアできなかった場合は流入できなくなる。しかし、2002年(平成14年)10月1日以降に初めて登録した非適合車には特例として「経過措置対象車」という緑色のステッカーが交付され、ステッカーに“平成○○年○月まで”という満了日が記され、この期間までなら流入できることを意味している。


90年代に製造されたバスはクリアできず撤退を余儀なくされたが、90年代末期のバスは「経過処置対象車」として猶予され、満了日まで使用されているのだ。


この4月に大阪市営バスが全車ノンステップバス化されたが、私が思うには、バスのバリアフリー化を目的としたのではなく、ツーステップバスの期限が迎えるのできりのええとこで置き換えたのではないかと推測する。当然、経過処置対象車なので・・・。


以下、2枚の画像はイメージです。



naka606の「すべて俺のせいさ!」

なにわ200か・・57

大阪市営バスの日野ブルーリボン。中津営業所所属。既に撤退済。


naka606の「すべて俺のせいさ!」

大阪200か・336

阪急バスの日野大型車(西日本車体)。柱本営業所所属。


阪急バスではこれらのバスが見られるのもそろそろ見納めか?期限過ぎたら大山崎にでも飛ばされるのだろうか?