私の母の実家、即ち母方の祖父母が豊中の浜に住んでた時、その近所に妙なものがあり幼少の頃、気になってた。
その謎を解明しつつ(?)、実際に訪れてみた。
楕円で囲ってる塔のようなもの。これは何だ!?(笑)
時は流れ、地図で見てみると関西電力の「小曽根電力システムセンター」という変電所で、塔らしきものはどうやらアンテナのようである。
ここに限らず、どこの変電所にもそういうアンテナは存在しているようである。
この変電所は戦前、日本電力によって建設された歴史ある変電所で、かつては北陸や阪神間の電力を送っていた。
現在では規模が縮小されているが、吹田から移転された北摂営業所が併設されたなど、関西主要の変電所であることについては間違いない。
豊中市浜4丁目2番1号にある「小曽根電力システムセンター」。道路を挟んで関西電力の社員寮がある。
せっかくなので、変電所周辺の鉄塔を撮ってみた。私は鉄塔の詳細については全くの無知なので、説明はわかりかねます(^^ゞ
このごっつい鉄塔は「北大阪小曽根線」と言われているもので、千里ニュータウンといった北大阪の住宅地を通っている。
高槻市にある北大阪変電所から来ている。
建てられたのが昭和38年10月と古い。半世紀にわたって北大阪の電力を支えているのか。
終点の鉄塔
このタイプは「引留鉄塔」といい、小曽根東伊丹線1号鉄塔で園田線と合流し、途中、単独となって東伊丹変電所を結んでいる。
園田線の鉄塔群
母の実家の近所に変電所があるなんて知らなかった当時の私(^^ゞ、近くにごっつい鉄塔が軒を連ねてるのはこのためなんやな(笑)。
現在、関西電力北摂営業所の移転工事が行われている。(現在の北摂営業所は吹田市泉町2丁目45番5号にある)
※2014/3/23 改訂