こんにちは。

 

職場で何か悩みごとがあったとき、誰に相談したらよいのか、迷っている人は多いと思います。

 

例えば、ハラスメントなら相談窓口を設置することになっていますし、長時間残業による健康問題なら産業医さんが相談に乗ってくれるはずです。

 

人事労務に関することなら、会社の総務課がよいかもしれません。

 

ただ実際には、そうした相談窓口があっても気軽に相談できるような雰囲気ができていなければ、利用することができません。


それほど活用できていないのが、現状ではないのでしょうか。

 

先日、通勤の途中で、労働組合の人たちがビラを配っているのに出会いました。


いつもはそのまま通り過ぎるのですが、そのときは何のビラか気になって受け取ってみました。

 

そこには、「職場に関する悩みごとは何でも相談してください」とあり、ハラスメント、賃金、残業、雇止めなどが例として示されていました。

 

確かに労働組合には、労働者の勤務環境を守るという使命から、そうした相談に対応する役割があるのだと思います。


また、そうした問題に関する知識を有する人たちも揃っています。県の労働相談所にも労働組合出身者が相談員として対応しているところがあります。

 

ただ、これは個人的見解ですが、実際に相談した場合には、どうしても労働組合の立場からの答えが返ってくるはずです。


それが問題解決につながればよいのですが、会社との関係で必ずしもそうならない場合が多いように思います。

 

そうしたなか、会社と労働者の間で中立的な立場に立って気軽に相談に乗ってくれる人がいれば、もっと問題がスムーズに片付くだろうと感じています。


双方の立場を理解している社労士なら、その役割を果たすことができそうです。

 

弁護士がインハウスロイヤーとして社内で活躍しているように、人事労務の専門家としての社労士が社内で活躍できる場があればいいなあと思っています。

 

今回もお付き合いいただきありがとうございました。次回の更新でお会いできたら嬉しいです。