2005-03-14

筆記をなめてはいけません。③

テーマ:筆記試験
3月も中盤。多くの企業でプレエントリーは始まったり、終了したりで、段々と4月の選考本番へ向けて加速してきましたね。

これまで、筆記はやらないと元も子もないよってことを書いてきましたが、じゃあ、どうすれば良いんだってことを書きます。

簡単。


売れている本を数冊買って、できるようになるまでやる。


「何だ、そんなことか」と思われたかもしれませんが、「そんなこと」もできない人って、よほどの才能でも別に無い限りは、会社は欲しく無いんです。


一方で、「売れている本じゃ差がつかないんじゃないか」って心配をする人もいるかもしれませんが、大丈夫。だって就職活動の筆記試験ってのは、競争率10倍とかで合格を勝ち取るための試験じゃなくて、あくまで面接に呼ぶ人数を絞るための試験なんです。

枠が100人で10000人来れば9900人を落とす、20000人来れば19900人を落とすって試験じゃ無いわけです。面接できるキャパが3000人~4000人ぐらいだから、ざっくり絞ろうって試験なのです。平均よりも少し上(感覚的に言えば偏差値60ぐらい)のポジションに入れれば、OKなのです。しかも筆記に通れば、後はその点数はそこまで重視されなかったりします。

従って、他人に大きく差をつけることが重要ってよりは、当たり前のレベルに入れるようになっておけば良いのです。

また、「売れている本が・・・」って言う奴って、だいたい理屈だけ一人前で勉強できない奴に多いんですけど、東大だって普通に売れている参考書を使って入れるわけで、重要なのは「何を使うか考えることじゃなくて、これと決めればとにかくちゃんと使うこと」なんです。



そんなわけで売れている本なんて大学生協に行けばだいたいわかるわけで、後はパラパラめくりながら、自分のフィーリングに合うものを2,3冊買って、ひたすら大学受験時代のようにやり込むことです。


ここで一つだけ注意して欲しいのは、自分の得意不得意と他人の得意不得意を同一視しないことです。


「先輩が、英語の筆記は簡単だって言ってたから、たいして対策しないで平気だろう」とか思ったらダメなんです。その先輩、帰国子女かもしれません。もともと英語が得意だったり、みんなの知らないところでTOEICの勉強をしていたのかもしれない。


「隣りのゼミの奴が、対策なしでも解けた」とか言っていても、彼は開成中学出身かもしれない。SPIとか中学受験をやっていると、けっこう昔の感覚で行けちゃうことも多いのです。それを地方公立出身の人が、同じ尺度で「ああ、対策いらないんだ」と思ってはいけないわけです。


つまりは、しっかりと問題集をやって、自分の得意分野・苦手分野を把握して、弱点の補強に努めることが大事なのです(何か、高校2年生に対して書いているような内容だな・・・)。


ちょっとAMAZONでどんな筆記対策本が売れているのかなと覗いたところ、何か色々あるんですね!



■一番、売れているのが、これ。ストレートなタイトルだ・・・。



著者: 編集部
タイトル: SPI完全問題集 2006年版








著者: US‐EXTENSION
タイトル: 最短攻略 SPIのポイント&実践問題集 CD‐ROMパック〈2005年度版〉

■こちらが次。でも2006年版って出てないのかな。CD-ROMがついているんですね。便利な時代だ・・・。







著者: SPIノートの会
タイトル: 8割が落とされる「Webテスト」完全突破法!〈2006年度版〉
■この「8割落とされるWEBテスト・・・」は昨年版は★★★★★の評価ですね!





著者: SPIノートの会
タイトル: この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている!―主要「採用テスト」のマル秘問題例と〈速解法〉を伝授 (2006年度版)

他にもこのSPIノートの会の本は評価が高いみたい。






著者: 内定ロボット
タイトル: 筆記試験の完全再現〈2006年度版〉―SPI・CAB・CAB2・GAB・ENG・GFT・Webテスト



著者: SET, 日経人材情報, 日経事業出版社=, 内定ロボット
タイトル: SPI・SPI2の完璧対策〈2006年度版〉―ウラ技満載で実戦に役立つ!

■昨今はSPI以外にも色々なタイプのテストがあるので、慣れておくためには、これも良さそう。過去の評価もけっこう高い。





著者: 小林 公夫
タイトル: SPI能力検査30秒即解法〈2006年版〉

■ちなみにはるか昔、僕が使ったのがこの本。あの頃はみんな使っていたのに、最近は他にも色々出てきたためか、そこまで流行って無いみたいですね。評価も★一つしかないし。本当に30秒で解くやり方がたくさん書いてあって、けっこう重宝したんだけど。




著者: 鈴木 清士
タイトル: 公務員試験 判断推理必殺の解法パターン



著者: 鈴木 清士
タイトル: 公務員試験 数的推理光速の解法テクニック―スピード感あふれるひらめきの技をマスター

■さらにとどめで僕は、国家Ⅰ種の対策本にも手を出しました。国家Ⅰ種をやっておくと、もう就職活動の筆記なんて超楽勝です。







著者: 風早 寛
タイトル: 速読英単語1 必修編

■そうそう、忘れてはならない英語ですが、受験時代の参考書を引っ張り出すか、これからどうせ必要な人が大半でしょうかTOEICをやっておくと一石二鳥です。

受験だと単語帳と熟語・基礎文法&語法が入っているヤツをサクっと見ておきましょう。

速読英単語、なつかしい?これが最初に出てきた時は衝撃的だったなぁ・・・。




著者: 上垣 暁雄
タイトル: 大学入試NEW英語頻出問題総演習




著者: 伊藤 和夫
タイトル: 新・英文法頻出問題演習 (Part1)

英頻は、駿台派と桐原派に分かれるんですよね。






著者: 松野 守峰, 根岸 進
タイトル: はじめて受けるTOEIC TESTパーフェクト攻略

TOEICでやりたい人は(別に大学受験もTOEICも同じですが)、とりあえず筆記対策には1冊で全部網羅されているヤツが良いでしょう。リスニングは、今からやっても間に合わないし、無い起業がほとんどなので捨てた方が良いかな。

これ、めちゃくちゃ有名ですね。生協でもヒラ積みでしょ?


あ、なつかしさにかまけてうっかりAMAZON内を検索してたら、こんなにたくさんになってしまった!

たぶん年度版が多少古くても、回答がかわるわけじゃないですから、古本や先輩のお下がり、AMAZONのUSEDを活用して低コストでやってください。



繰り返しますが、どれだけOB・OG訪問をして、業界研究をがんばって、自己PR・志望動機を書き直しても、筆記で落ちたら全て水の泡です。そこでTHE ENDです。それにも関わらず、まさか自分に限って落ちないだろうと思っている人も多いですが、遠慮無くあっさり落ちます。


だって、普通、皆さんの多くが入りたいと思う有名企業・人気企業って、慶應・一橋・東大・京大・早稲田の人が受けて、こういう母体の中で50%
~70%は落とされるんです。東大でも受験から時間がたって完全に試験カンが鈍っていたり、SPI独特の問題が苦手だと落ちるわけです。逆に言えば大学名なんて関係無くてしっかり準備して、一定のスコアさえ取れれば面接に進めます。



そういうわけで、4月に向けて、他の準備も大変でしょうが、筆記をなめずにがんばってください。やるかやらないかだけなんですから。

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2005-03-10

筆記をなめてはいけません。②

テーマ:筆記試験
何で企業が筆記試験をやるかと言うと、一定レベルの基礎力を持っているかどうか計るという目的以上に、「採用コスト削減のため」というのが上げられると思います。

理想は、「全員の応募者に会って、じっくりと面接をして、お互いの相性を確かめて、そして入社してもらう」という流れでしょうが、当然、こんな状況はありません。


面接というのはえてして非常に手間とお金がかかるものです。

例で考えてみましょう。

①応募者は10000人。内定は100人とする。
②面接は、内定まで合計3回。1次面接のみ4人の集団面接とする。
③2次に進めるのは2000人、3次に進めるのは400人とする(5倍)
④1回の面接は20分とする。

という条件で考えると、企業がやらなくてはならない面接の合計時間数は、

1次面接:10000人÷4人×1/3時間=約833時間
2次面接:2000人×1/3時間=約667時間
3次面接:400人×1/3時間=約133時間

合計面接時間:1633時間

になります。これを4週間の営業時間内(朝9:00~18:00、月~金⇒合計180時間)でやろうとすると、1633時間÷180時間で同時に約9の面接が行われている必要があります。

何だ、「たった面接用に9ブース作るだけじゃないか!」と思いますか?

しかし、9ブースを月~金の朝から夜まで3週間にわたって維持するのは、すごく大変です。

まず、場所はどうしましょうか? 3週間限定で9ブースの広さを借りなくてはいけません。加えて、控え室も必要ですね。この会場を借りるのに、当然、お金がかかります。


さらに面接官を手配しなくてはいけません。おそらく、ここのコストが一番、大変です。面接官というのは、基本的には前線で活躍している人々です。特に2次、3次と上がれば上がるほど偉い人になってきます。給料も高いし、他にも仕事のある多忙な人です。この人達の時間を採用に振り向けるというのは、それなりの高コストなんです。

これも例で、例えば年収1000万円の人が、先ほどの営業時間で働いて残業をまったくしないとすると、1年間の労働時間の合計は約2300時間ですから、時給約4300円になります(蛇足ながら、実は、年収1000万円でも、時給だけ見ると東大生の割の良い家庭教師バイトとあまり変わらないのです・・・)。

1ブースの面接官を2人とした場合、面接1時間の人件費は8600円になります。9ブースでやると、1時間に77400円もかかります。

しかも、これにはもし面接官が採用をやらずに営業に行っていた場合に稼げたであろう機会損失は入っていません。


最後に手間があります。上にも書いた通り、面接官は面接だけをやっているわけでなく、他に本業があります。はっきり言えば、クソ忙しいのに自分の仕事をストップさせて面接なんてやりたくないのが本音です。これを調整する人事部は本当に大変です(人事部採用担当で学生に偉そうに吼えている人って多いですが、実は、採用の権限なんてまったくなくて、単に採用のコーディネーションをやっていることが大半なんですよ。雑誌とかで”人事が教える採用のポイント”とか見ると「単に採用の調整係だった奴が、何を吼えているんだ」と突っ込みたくなる気分です)。



ガタガタと書きましたが、まとめるなら面接をたくさんやるのは企業にとって大変なんです。


そこで、楽する方法があります。1発の筆記試験で人数を絞ることです。
もし10000人の応募者を筆記で3000人に絞って、そこから同じような競争率(最終以外は5倍)で面接を開始すれば、面接時間はたったの490時間、何と3分の1ですみます。


面接に比べれば、筆記試験は楽です。1回に500人集めるとして、1日に3回やれば1500人で、10000人が受けに来ても約6.5日で終わります。筆記試験は、それを専門にやっている業者もあるので、面接官のコストも調整する費用もかからず、面接よりはるかに安上がりです。


ここで、「そんな筆記で落ちた中に将来、すごいことをやるような大きなダイヤモンドの原石がいたらどうするんだよ?!」という疑問が湧いてくるかもしれませんが、企業はそんな大きなダイヤモンドを探していません。


まず、働いてもいないポテンシャル採用である新卒採用で大きなダイヤモンドの原石を見抜けるとは思えないし(だったら、既に原石じゃなくて大きなダイヤモンドそのものを中途で採用すれば確実)、仮にもし見抜けるとしてもそれにかかるコストはすさまじく莫大です(全員に会って、じっくり何度も時間をかけて選考するわけですから)。加えて、仕事というのはえてして、大きなダイヤモンド一つよりも、中ぐらいのダイヤモンドが5つあった方が総力として結果に結びつくものなので、がんばって大きなダイヤの原石を探そうというインセンティブは低いものです。わかりやすく言えば、天才1人取るなら、秀才5人を取りたいイメージ。もっと言えば秀才5人をしごけば、1人は天才に生まれ変わるってことを、企業は過去の経験から知っているのです。


最後に、極論すれば、大きなダイヤモンドの原石ならば、たかが筆記ごときで落ちないだろって感じです。


あせってきた方、良かったですね。今なら間に合います。

具体的な対策方法は、また次回に。

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2005-03-08

筆記をなめてはいけません。

テーマ:筆記試験
皆さん、業界研究とか自己分析に力を入れていると思うんですが、実は筆記対策ってしっかりやってますか?

業界研究や自己分析をどんなにがんばったところで、筆記の点数でボーダーを突破できなければ水の泡です。

また筆記は対策もクリアだし、やればかなりの確率で落ちなくなるものです。

ビジネスの世界では、やってもできないことがたくさんあります。そういう意味で、「やればできる」という機会は非常に恵まれていたことで、全力で「やる」のが最低条件です。


何で企業が筆記をやるのか、どんな対策が有効かについても、また書きたいと思います。
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