13:30
帝王切開手術開始。
普通の帝王切開ではないので
産婦人科医4名、外科医1名
麻酔科医2名、助産師2名
小児科医1名、看護師、その他大多数
と本当に大所帯の大手術でした。
産婦人科の主治医からは
難しい手術であることは
言われていましたが
赤ちゃん出るまでと
腸と子宮の癒着を剥がすのを
合わせても3時間ぐらいかなと
聞いていました。
……が
結果は
13:30スタート
赤ちゃんが生まれたのが
15:05
手術終わったのが17:00回っていたそう。
13:30スタート
とは言っても
まずは脊髄への麻酔。
これまでにも色々準備があるし
これが痛い。
もちろん針が刺さるのも痛いけど
ぐーーっと押される感じが
気持ち悪い。
体外受精の時の筋肉注射の経験が
なければ泣いてました。
入院中に山ほど点滴したおかげで
痛みへの耐性が強くなりました。
脊髄から麻酔をすると
1分もしないうちに
足元が温かくなり
動かなくなり
感覚がなくなりました。
ちょっとびっくり。
14:00頃から
先生たちスタンバイ。
そろそろかな～と思っていると
今回の手術をビデオに撮りたいとのこと。
私は高齢ではないけれど
子宮内膜症、体外受精
前置胎盤、帝王切開
という症例はこれから増えてくると思われる。
そこで今後の医師たちの参考にしたいと。
是非どうぞって感じでした。
医療にこれだけ助けられたから
恩返ししたい気分。
下半身麻酔のため
お腹にはもう感覚もなし。
14:30頃からボチボチはじまり
もう子宮見えてますよ～
って看護婦さんに言われました。
その間助産師さんがずっと赤ちゃんの
心音を確認してくれていました。
おそらくもっと早く出てくると
思っている家族が
不安がってるやろな～と思ってぼんやりしてました。
下半身麻酔は私には
よく効いて何より呼吸が苦しい。
苦しくて大きく吸うともっとしんどい
こういう時はこまめに吸うと
楽になると教えてもらいました。
ちび光に会うため
とりあえず全身麻酔は待ってもらいました。
それからまずは子宮を出すために
まずは羊水を
少しずつ抜いていきます。
そしてある程度羊水が抜けた所で
子宮をお腹から出す。
これが結構時間かかってました…
最後の最後
赤ちゃんを出す時やろうけど
お腹引っ張られて痛くて
びっくり。
15:05
赤ちゃんが出てきました。
2436gの男の子。
思ったより大きくて
ちゃんと出てきてすぐに産声を
あげてくれました。
小さいから声出ないかなとか
色々思ったけど
声も出て安心したのか
思わず涙…
反射的に涙が出ました。
と喜んだのも束の間
胎盤が半分くらい剥がれてきたので
出血がえらいことに…
本来ならば赤ちゃんを抱っこするはずでしたが
そんな余裕なし。
麻酔科医も抱っこなんかあぶない
生死の優先が先
と言ってもう眠たくなるお薬いれるよー
と言っていました。
ので
とりあえず顔だけ見せてもらいました。
メガネもなかったしよく見えなかったけど
とりあえず元気に泣いてることが
わかっただけで十分。
そしてそのあとは全身麻酔に切り替えて
胎盤剥離
腸と子宮の癒着剥離を行いました。
ここまでは普通やったけど
麻酔時の気管挿管の時に
喉が腫れてて上手く入らず
1～2分ほど一酸化炭素中毒になったこと
一種のアナフィラキシーショックになり
手術後眠らされたまま
私はICUへ。
赤ちゃんはNICUへ。
目覚めたら次の日のお昼でした。