冷え対策、シンプル通常版。 | 医師水野のアメブロ

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糖質オフ、インスリンオフ、湿潤療法、ビタミン・ケトン療法、癌治療についてなどなど。

冷え対策、シンプル通常版。

 

有料フルサイズ版はnoteにて公開中。

https://note.mu/masadoc/n/n361375aa4997

有料フルサイズ版はボリューム約3倍です。

実践向きに詳細に書いています。

 

 

今回は、「冷え」について。

 

 

基本的なお話として、

「冷え」は栄養失調の1症状。

 

何かが足りない。

 

 

最も不足しやすいのが、

人体の構成要素のうち、水分を除いたら「最大の」成分。

 

そう、「タンパク質」。

 

人体の7割は水、2割がタンパク質。

 

そのタンパク質が現代日本人のほとんどで不足している。

 

最も大切なのがガッツリ不足している。

 

 

 

本来、「主食」とすべきはこのタンパク質。

 

糖質をいくらとってもタンパク質にはならない。

 

栄養失調は治らない。

 

冷えも治らない。

どころか、さらに冷える。

 

 

 

タンパク質の必要量はプロテインスコアで計算。

 

冷える位のタンパク質不足がある場合は

体重の1.5~2倍のタンパク質の摂取がオススメ。

 

めっちゃ必要。

超必要。

 

プロテインスコアはこちら参照。

https://ameblo.jp/naikaimizuno/entry-12432327062.html

 

 

 

あとは逆にタンパク質を摂ると、

体が暖かくなる。

 

これは「食事誘発性熱産生」という。

 

詳しくはコチラ。

https://www.mizuno.tokyo/2015/07/blog-post_8.html

 

 

 

で、糖質を摂ると冷えやすくなる理由。

 

それは「栄養失調が進むから」。

 

なるほど、わからん。

 

「糖質は栄養ドロボー」という言葉があります。

 

お陰様でかなり売れている「血糖値を下げる本」でもソレっぽい話を書いてます。

 

 

 

 

 

「糖質は栄養ドロボー」

 

これは、糖質の代謝に様々なものが必要になるためです。

 

 

糖質の代謝の中核は3段階。

 

1段階目(ピルビン酸デヒドロゲナーゼ)では、

B1、B2、ナイアシン、パントテン酸、αリポ酸、

が必要。

 

そして2段階目(TCA回路)では、

ビタミンB群、鉄、マグネシウム

が必要。

 

ビタミンB、重要。超重要。

鉄もめっちゃ重要。

 

そして、最後の3段階目(電子伝達系)では、

鉄、銅

が必要。

 

ほらほら、鉄重要。めっちゃ重要。

 

 

という事で、糖質を、ミトコンドリア内で効率よく代謝するためには、

「ビタミンB群」

「鉄」

がめっちゃ重要、という事。

 

 

で、タンパク質に続いて、この

「ビタミンB群」

「鉄」

も、現代日本人では多くの人が不足している。

 

鉄は日本人女性ではほぼ全員不足している。

生理による出血を補えていない。

 

 

 

で、糖質を摂ると、

このビタミンB群などが消費されてしまう。

 

「主食」なんて言って、糖質を摂っていると

ビタミンB群の不足はほぼ必発。

 

 

 

これが「糖質は栄養ドロボー」な理由。

 

ビタミンなどを消費してしまう。

ヤバい。

 

 

 

で、糖質を摂ると冷えやすくなる、というのはナゼか?

 

それは栄養ドロボーされてしまい、

ビタミンB群などが不足する事による。

 

すると、「効率の良いミトコンドリア内での代謝」が起きなくなる。

 

 

なお、ミトコンドリアは赤血球を除く体内の全細胞内にある

「エネルギー工場」

のようなもの。

 

1細胞に数百から数千個も存在する。

超いっぱいある。

 

効率良くエネルギーを作れるが、

きちんと働くためにはビタミンやミネラルが必要、

という事。

 

 

 

で、栄養ドロボーされちゃった結果、

このミトコンドリアが上手く働かなくなるとどうなるか?

 

しょうがないから、原始的な方法に頼る事になる。

 

ガスコンロもIHヒーターもライターもマッチも使えないなら、

摩擦で火を起こすしかない、みたいな感じ。

 

超効率悪い代謝に頼る事になる。

 

 

その効率良くない代謝は「解糖系」。

 

ミトコンドリアの中ではなく、

細胞質で起きる代謝。

 

つまりプロが倒れているので

ド素人が代わりに仕事をするようなもの。

 

で、この解糖系での代謝が起きるとどうなるか?

 

 

 

ミトコンドリアでの代謝のように

効率が悪く「体温」がキープできない。

 

つまり、体温が下がる。

 

そう、冷える。

 

 

ついでに、解糖系での代謝が起きると

酸性物質ができるので体も酸性になる。

 

低体温、身体の酸性化。

 

ほら、いつも「疲れてる、ダルい」って言ってる人、体温低いよね!

身体も酸性になってるよ!

 

これ、癌になりやすい状態です。

 

 

という事で、糖質を主食としてタンマリ摂ってると

こういう事になってしまいます。

 

栄養失調が進み、低体温、酸性化。癌体質。

 

 

 

摂るべきは、そう、「タンパク質」。

 

水とタンパク質がないと人間は生きていけません。

 

食べた後には、食事誘発性熱産生で直接的に体温も上がります。

 

 

 

では、タンパク質以外はどうか?

 

今、答えを既に書いている事を、

聡明な方は見抜いている事でしょう。

 

そう、

先程の糖代謝の3つの段階。

 

そこで必要なものが

「冷え」

の改善に必要な栄養。

 

ビタミンB群、鉄、マグネシウム、銅。

 

これらは「必須」。

 

 

特に、ナイアシンは、それ単体で「血流増加」作用がある。

 

そう、体がほてる、作用がある。

 

冷えに直で効く。

 

タンパク質以外では最強の冷え対策が「ナイアシン(=ビタミンB3)」。

 

 

 

なお、常々言っているように

ナイアシンは最強のビタミンではあるものの、

副作用的なものも多いビタミン。

 

藤川先生インタビュー記事を10回、20回くらい読んでから

飲み始めるべし。

http://urx2.nu/P3k0

 

 

あとは、ビタミンEも大切。

 

これが無いと、ビタミンB群もビタミンCも細胞の中に入っていけない。

 

ビタミンEは超大切。

 

ついでに、加齢臭も消える。

 

 

さて、これで

タンパク質モリモリ、

糖代謝もバッチリの状態。

 

あれ?何か忘れていませんか?

 

食事と食事の間のエネルギー源は?

夜寝ている間のエネルギー源は?

 

 

そう、脂質。

 

脂質もキッチリ代謝できる状態じゃないと、

食後以外は冷える事になってしまいます。

 

では脂質代謝に必要なものは?

 

 

さて、ここで思い出して下さい。

 

効率良いものほど、色々必要になる。

 

効率の低い解糖系よりも、

ミトコンドリアでの糖代謝の方が効率が良い。

 

しかし、ビタミンB群や鉄などが必要。

 

そう、脂質は他のエネルギーよりも、

効率良く多くのエネルギーが作れる栄養素。

 

つまり、必要な栄養素も超多い。

 

「ビタミンC」と「カルニチン」。

これも「長鎖脂肪酸」というタイプの脂質代謝には必須。

 

さらに脂質代謝のスイッチをオンにする

(PPARαを活性化する)には、

下記のものが必要。

 

・鉄

・EPA

・ビタミンA

・ビタミンE

・ナイアシン

・アスタキサンチン

 

多い。超多い。

さすが超効率良い脂質さん・・・要求レベルも高い!!

 

 

 

という事で、脂質を燃やすには色々いる事が分かったかと思います。

 

ビタミンB群、鉄、だけでなく

ビタミンAやビタミンE、

カルニチン、

必須脂肪酸のEPAなどまで必要になってきます。

 

超色々必要・・・っっ!!!

 

 

 

という事で、言ってしまえば、

これら「全て」ないと、代謝はうまく動きません。

 

最終的には全て必要量を摂る必要があります。

 

とはいえ、イキナリ全部は難しい。

 

という事で優先順位です。

 

 

 

まずは、「タンパク質」。

 

これ超重要。

 

タンパク質が足りないとどうにもならない。

 

エネルギーがどうとか言う前に、

身体の構成要素が足りないのを何とかする。

 

まずは、「タンパク質」。

 

 

 

2番目が鉄。

 

なお、タンパク質不足があるままだと

胃腸が弱っているので(胃腸もタンパク質で出来ている)、

鉄を飲むと胃がムカムカしたり、

腸の不調が起きてしまいます。

 

なので、鉄は2番目。

 

糖代謝にも脂質代謝にも鉄は必要。

 

 

冷え対策にはエネルギーを上手く作れる事が大切。

 

そのエネルギーを作る糖代謝にも脂質代謝にも

「鉄」

は必須。

 

超重要。

 

「鉄飲みすぎてフェリチン高いとヤバい」

とか言ってるのはスルー推奨。

 

生化学のお勉強足りない系ですね。

 

 

 

「タンパク質」と「鉄」が満ち足りてくると、

もうこっちのもの。

 

ビタミンや他のミネラルを摂っても

体調不良にならなくなります。

 

逆に「タンパク質」や「鉄」不足のままで

ビタミンや他のミネラルを摂っても

かえって具合が悪くなります(胃部不快など)。

 

 

 

なので、ここからは色々同時に始めても、

身体が耐えられます。

 

ビタミンE、ナイアシン、その他のビタミンB、ビタミンC、

カルニチン、マグネシウムなど

を摂ると良いでしょう。

 

 

ベジタリアン、マクロビなどを長期間している人は、

タンパク質不足がとんでもない事になっている事が多くあります。

 

その場合は、最初のタンパク質補充でかなり時間を取られます。

 

長年の栄養失調は簡単には治りません。

プロテインを少しづつ飲む、などで時間をかけて

タンパク質の充足へ。

 

 

なお、こうして

タンパク質や鉄を満たし、

ナイアシンを含むビタミンB群、

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カルニチン、EPA

などを摂っていくと、

その他の部分でもかなり健康になっていきます。

 

エネルギーがきちんと作れるので

疲れづらく、脂質も使えるので持続力が出ます。

 

 

という事で、「冷え」対策、これにて終了です。

 

 

具体的にドレをどう摂ったら良いか?

こてつ名誉院長のブログか、このブログか、

探すのがめんどい人は有料版で。

 

有料フルサイズ版はnoteにて公開中。

https://note.mu/masadoc/n/n361375aa4997

 

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実践向きに詳細に書いています。