癌治療の最強?ビタミンセット! | 医師水野のアメブロ

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糖質オフ、インスリンオフ、湿潤療法、ビタミン・ケトン療法、癌治療についてなどなど。


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今回は、保険診療の範囲内で、できるビタミン注射薬について。

 

当然ながら、とっても荒削りな内容となっております。

 

実際に試そうかな、というアレな医師は、

まず添付文書などをしっかり確認してから

各自で自己責任においてご使用下さい。

 

ヒントみたいなモノです。

 

 

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例によって、上画像の「最強」は笑って下さい (笑)

 
 

 

 

 

 

なぜ、癌化治療で

ビタミンを注射するか?

 

もちろん、薬を内服できる人は内服が良いです。

 

ここでは、末期癌で内服もできない人に、ビタミン注射をする、というテーマです。

 

 

これは前話で書いたように

ミトコンドリア

賦活化(=元気に)するため」

です。

 

 

これにより、

細胞内のATP不足を防ぎ癌化を予防する、

糖代謝・乳酸代謝を促進して癌化を防ぐ、

癌細胞のアポトーシスを復活させる、

などなど、です。

 

 

 

という事で、そのミトコンドリア内の代謝に不可欠なのが各種ビタミン。

 

 

電子伝達系などではビタミンB群が必須です。

 

 

逆に言えば、

ビタミン群が不足していると、

癌細胞が使う「解糖系」の代謝しか動きません。

 

 

 

それはつまり、ビタミン不足では

ミトコンドリアがうまく機能せず、

癌細胞が元気になる、

という事です。

 

 

 

癌治療においては

ビタミン不足は大敵です。

 

 

 

という事で、今回は

特に「癌治療」を目指したビタミン注射薬のセットに関する考察です。

 

 

 

いきなり結論です。

 

B1、B6、B12:ビタメジン注 1〜2A/日

B2:フラビタン注(FAD注) (20mg/2mL/A) 2A/日

B3:ナイクリン注(50mg/A) 2A/日

B5:パンテニール注100mg 2A/日(術後腸管麻痺では500mg 2A/日まで可)

 

C:アスコルビン酸 2g/日(詳記で4g/日までいけるか)

 

 

 

さらに

エルカルチンFF内服液10%

1回10mL(1本)、週1回

も加えると最適。

 

 

 

 

 

 

 

急にでてきたエルカルチンって何?

 

 

これは本来、体で作るアミノ酸の1種類

 

なので、副作用が滅茶苦茶少ない。超安全。

 

 

膵癌末期での使用で体重減少を抑えるという論文もあります。

 

 

高齢者の衰弱にも、著効する事があります。

何人もエルカルチンで体調が復活された患者さんがいます。

1ヶ月で別人のように元気になる事も。

 

 

また、長鎖脂肪酸の脂質代謝には必須

コレです、コレ。

 

 

 

詳しく言うと、

長鎖脂肪酸は、

単独ではミトコンドリアに入ることができず、

L-カルニチンと結合して

初めてミトコンドリアの膜を

通過することが可能となる。」

という事です。

 

 

 

 

 

癌などで、食思不振で点滴でしかビタミンが補給できない場合は、L-カルニチンが欠乏している場合が多いです。

 

このため、L-カルニチンも補給できると良い。

 

ただし、このL-カルニチンは保険適用がとても厳しい薬剤

 

 

 

L-カルニチンは添付文書上は1日3gまで、毎日3gだと高額になってしまいます。

(すると保険査定でひっかかり、減額されてしまいます)

 

逆に、実際には、カルニチン欠乏は週1回程度でも改善が見られます。

 

 

という事でお勧めが、

エルカルチンFF内服液10% 10mL/本(レボカルニチンとして1g)、週1回。

 

 

錠剤を飲むのが辛い、という場合にも、10ccくらいなら飲めるかも。

 

 

それも辛い場合には、エルカルチンFFには注射薬もあります。

 

 

 

注射薬は、

エルカルチンFF静注1000mg

です。

 

注射薬も週1Aで良いですね。

 

 

 

 

以下、添付文書からの注意点を転載。

 

 

 

<効能又は効果に関連する使用上の注意>

 

1.

本剤は、臨床症状・検査所見からカルニチン欠乏症と診断された場合あるいはカルニチン欠乏症が発症する可能性が極めて高い状態である場合にのみ投与すること。

 

2.

本剤の投与に際しては、原則として、カルニチンの欠乏状態の検査に加え、カルニチン欠乏の原因となる原疾患を特定すること。

 

以上、添付文書より。

 

こんな注意書きがいっぱいなのは、お値段が高めなのも一因です。エルカルチンを保険診療で処方する医師は、要件をきちんと満たす様に注意が必要です。

 

 

ちなみに上記で書かれている

「カルニチンの血液検査」

は何と!

保険がききません。

3000円程度はかかります。

 

 

 

以上、保険でできる癌のビタミン注射薬セットでした。

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