糖質オフで低T3症候群に?! | 医師水野のアメブロ

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糖質オフ、インスリンオフ、湿潤療法、ビタミン・ケトン療法、癌治療についてなどなど。


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今回は

糖質オフで低T3症候群に?!

という話題。

 

英語で言うと

low T3 syndrome

 

 

 

 

 

 

 

1.まず「低T3症候群」って何よ?!

 

 

低T3症候群は、

エネルギー不足のため

代謝を抑えて、エネルギー消費を減らしている状態

です。

 

 

このT3とうい甲状腺ホルモンは

代謝を促進する働きのあるホルモンですので

それを減らしてわざとエネルギー消費を

抑えているのが「低T3症候群」の状態です。

 

 

 

これ自体は病気ではないので、

甲状腺ホルモンなどの治療の対象にはなりません。

 

症状として、ダルいとか、冷えるとか

活動性が低下している症状が出ます。

 

別ブログの記事もご参照ください。

 

「冷えるのはナゼ?」

 

 

 

対策は、エネルギー摂取です。

 

 

とはいえ、症状がなく、

T3のホルモン値もそんなに低くなければ

さして気に留めなくても良かったりします。

 

 

低T3症候群のホルモン検査での特徴は、

FT3値が低いのに

TSHとFT4というホルモンの値は正常、

という検査結果です。

 

 

 

 

 

2.で、糖質オフすると低T3症候群になるの?

 

なる場合があります。

 

 

糖質大量生活から、

一気に徹底的に糖質オフした場合に

なる可能性があります。

 

 

糖質を大量に摂っている場合は

何が起こっているでしょうか?

 

 

 

大量の糖質で血糖値が上がりまくるのを

防ぐためにインスリンも大量に分泌されます。

 

 

そのインスリンによって

脂質の代謝(脂質をエネルギー源に使う事)が

ガッツリ抑えられています

 

 

 

さて、この状況で、一気に糖質オフにすると

今度はどうなるでしょうか?

 

 

糖質は摂らないので

一気に減ります。

 

 

 

となると、残る体のエネルギー源は

蛋白質

脂質

になります。

 

 

 

で、脂質を使えるか?というと

あまり上手く使えない状態になっています。

 

さんざん、インスリンによって

脂質代謝が押さえつけられていたので

すぐには上手く動きません。

 

脂質代謝が錆び付いている状態です。

 

 

上手く使えるようになるには1週間から1ヶ月程度は

かかります。

 

 

脂質を上手に使えるかどうかは

ケトン体を測ると分かりやすいです。

 

尿や血液で、簡易的に自分で測ることができます。

 

 

 

ですので、この時期は

ほとんど蛋白質のみで体を動かす

という事になってしまいます。

 

 

しかし、糖質オフの始めの頃にやってしまいがちなのは

蛋白質を大量に摂る事をためらって

本来の必要量を食べていない

という事です。

 

 

糖質オフのベテランになると

肉500gとか平気で食べられます。

 

 

つまり、糖質大量生活から

徹底的な糖質オフになるとどうなるか?

 

まとめると、こうです。

 

糖質:オフなので食べない。

 

脂質:代謝回路が錆び付いているのであまり使えない。

 

蛋白質:唯一まともに使えるエネルギー。

しっかり量を摂っていれば問題ナシ。

食べる量が少ないとエネルギー不足のため

筋肉をエネルギー源にしてしまう。

やせて倒れる。

 

という事です。

 

 

 

 

 

 

3.じゃぁ、どうしたら良いの?

 

 

なので、低T3症候群の対策は

唯一のエネルギー源となる

蛋白質をガッチリ食べる、という事です。

 

 

 

肉、卵、チーズなどの動物性蛋白質が、

エネルギーになりやすく良いですね。

 

 

 

豆類はあまりエネルギーになってくれず

やせてしまいがちです。

 

 

魚は豆類よりは良いですが

肉などの方がベターです。

 

 

 

以上、糖質オフで低T3症候群に?、でした。

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