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現在の土地所有者から過去の所有者を調査するには、どうしたらいいのでしょうか?
まずは法務局から登記事項証明書(登記簿)を取得することから始まります。登記事項証明書はどこの法務局でも全国の土地の登記事項証明書を取得可能です。この登記事項証明書には所在地番、地目、地積など物理的状況を記載した表題部登記と権利の登記が記載されています。表題部登記の地目の変遷をみれば、確実ではないものの過去の土地の使用状況がわかります。
権利の登記は、所有権についての甲区欄と所有権以外の権利を記載した乙区欄があります。
この甲区欄をみれば過去の所有者がわかります。この登記事項証明書に記載されている所有者よりも前の所有者を確認したい場合、閉鎖事項証明書(閉鎖登記簿)を取得します。これは、調べたい土地を管轄とする法務局から取得します。管轄の法務局の窓口(郵送も可)にて取得可能です。閉鎖登記簿謄本には、コンピュータ化によるものと、合筆によるもの、それ以外のもの(粗悪用紙移記、記載事項過多による移記など)があります。合筆や区画整理などがあれば、その登記を見て遡り必要な閉鎖登記事項証明書を取得することになります。閉鎖登記事項証明書は法務局にあったりなかったりしますので、法務局の窓口に確認するのが良いでしょう。
また法務局に備えつけられている登記事項証明書交付申請書には記載はありませんが、旧土地台帳を取得することも可能です。旧土地台帳は、過去に税金徴収用に備えられていた台帳で、昭和30年代から大正、明治まで遡ることができる書類です。これも調べたい土地の管轄の法務局にあったり、なかったりするので、窓口に確認をする方が良いでしょう。
なお、閉鎖登記簿謄本(閉鎖事項証明書)は有料(窓口・郵送申請1枚600円)ですが、旧土地台帳は無料です。
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