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第7話から学ぶ民事再生(つづき)
高裁へも抗告許可の申立を却下され、八方塞になった村越弁護士ですが、
破産の手続きを進めながらも、この施設が存続できるよう、事業譲渡先を探すことにしました。
さらに創業家の弁護士は、村越弁護士らに、
民事再生の不当な申立ては、権利の濫用で、創業家が受け取るべき連帯保証債務残高2億円の損害賠償請訴訟を起こしてきました。
これにはさすがの村越弁護士も打ちひしがれてしまいます。
しかし、これでは終わりません。
村越弁護士は決意するのです。
「損害賠償請求の法廷の場で、今一度、民事再生請求の妥当性を訴え、高裁の下した民事再生棄却判決の是非を問う場にしたい。」と。 また、村越弁護士は、
「強制執行による破産を防止するため、ひいては従業員や入居老人を守るための正義の行為だ。」
と主張したのです。
そこで、決定的になったのは、創業家の秘書が録音したボイスレコーダーです。
秘書も悪徳一族にこき使われたうえに、創業家の言動を目のあたりにしていたのでした。
このボイスレコーダーにより、創業家一族の汚いやり口の録音が全てが暴露されました。
村越弁護士は
「もし、民事再生が不当だという高裁の判決が一般化してしまったら、民事再生制度の崩壊を招きかねない。
結果、それは日本の中小企業の事業再生のあり方に悪影響を及ぼすだろう。
その上で、司法の名のもと、正しい判決をしてほしい。」
と訴えたのでした。
2ヶ月後。
原告(創業家)の請求は全て棄却されました。
これは、高裁の判決を地裁が否定したことを意味し、奇跡に近い出来事でした。
そして、この老人介護施設は、以前と変わらず維持されることとなりました。
まとめ
第7話でこのドラマは終了です。
村越弁護士の弁護士人生をかけた最後の戦いはこうして終わりました。
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