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つい最近も、ある政治家のダブル不倫が話題となっていましたが、俗にいうダブル不倫とは、夫や妻などの配偶者がいる者同士が不倫することをいいます。たまに、夫婦がそろって不倫することだと勘違いされている方がいらっしゃいますが、一般的にはそういうことではありません。
ダブル不倫の場合、一度どちらかの配偶者に不倫が発覚してしまいますと、関係者が多い分、法律関係も複雑化していきます。
今回は、夫乙にダブル不倫された妻甲の立場から、考えてみましょう。

 

↓↓↓↓W不倫の状態↓↓↓↓

妻甲==(婚姻関係)==夫乙・・・・・【不倫関係】・・・・・丙女==(婚姻関係)==丁男


まず、不倫された妻甲の怒りは、夫乙にももちろんのこと、夫乙と不倫した女性(「丙女」とします)に向かうことも多いかと思います。
しかし、ここで、もし妻甲夫乙と今後も婚姻関係を継続していく予定であれば、慎重に行動する必要があります。ダブル不倫の場合には、相手方にも配偶者(「丁男」とします)がいるからです。妻甲丙女へ慰謝料請求したことが引き金となって、丙女の夫である丁男が不倫を知り、離婚を決意するかもしれません。そうなった場合、丁男夫乙に慰謝料請求してくる可能性が高いでしょう。妻甲夫乙経済的利益を同一だと考えると、お互いの慰謝料金額が同額であれば、まだいいですが丁男の慰謝料の方が高い金額が認められた場合、妻甲は夫婦全体としてみれば、慰謝料を支払う側になってしまうことにもなりかねないからです。一般的に、不貞の慰謝料は、離婚しない場合と離婚する場合とでは、離婚に至った場合のほうが認められる慰謝料額が高いことが多いですので、丁男の慰謝料金額の方が高い可能性は十分に考えられます。


もし、かかるリスクを承知のうえで慰謝料請求をしたいという場合には、丁男に知られないように内密かつ迅速に交渉するのがいいでしょう。そして、丙女丁男に不倫を知られたくないという気持ちをもって、スピーディーに慰謝料を支払わせるのがよいでしょう。守秘義務条項を付けておくのも効果的かと思われます。

 


一方、妻甲が離婚を決意した場合には、夫乙とは経済的に別物となりますので、上記のような問題は生じにくいです。その場合、金銭的なことだけ考えるとすれば、妻甲は、慰謝料をたくさん支払ってくれそうな方から回収してしまうのがよいかと思います。夫乙丙女を守りたいと思っているのであれば、丙女に請求しない代わりに夫乙から多めの慰謝料をもらうことができるかもしれませんし、夫乙に支払い能力が乏しい場合や丙女丁男への発覚を恐れている場合には、丙女から回収するのも効果的かと思います。 
以上、金銭的なことを中心に書きましたが、妻甲としては、お金の問題ではなく、丁男丙女の両親に不倫のことを話して丙女を懲らしめたいと思う気持ちもあるかと思います。妻甲の気持ちはよく分かるのですが、かかる行為は、後々慰謝料の減額事由となってしまう可能性がないとは言い切れませんので、やめておいた方が無難です。
不倫された側からすれば、慰謝料額は微々たる金額かもしれません。一生の傷を負わされたのですから。しかし、支払う側からすると、夜も眠れないくらい悩む方が多いのも事実です。妻甲からすれば、だから何なの?と言われてしまうでしょうが。
不倫は自由な国も多いと聞きますが、やはり多くの人を傷つけ犠牲としますので、それを償う覚悟がない場合には、やってはいけないですね。

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