


6月1日(日)に、名古屋市の鍋屋上野浄水場(名古屋市千種区宮の腰町1-33)
を開放し、水道週間行事「なごや水フェスタ~育む水の環~鍋屋上野浄水場の
開放」が開催されました。当日は前日までの雨もあがり好天気に恵まれたこと
もあって、年1回のこのイベントには午前10時のオープン前から長い待ち行
列ができました。オープン後も次から次へと来場者が訪れ、待ち行列が解消し
たのはオープンから30分後となる盛況ぶりでした。来場された方には、入る
とすぐ「オリジナル・アメンボせんべい」が配られ、缶入りの災害用備蓄飲料
水「名水」のプレゼントにも長蛇の列が絶えないほど好評を博していました。
市政世論調査において、名古屋の誇れるところ、良いところとして、名古屋の
水道のおいしさが第2位となっています。まさに名古屋の水道水は市民が誇る
「名水」なんですね。ちなみに第1位は、全国へのアクセスがいいこと。当日
は、特設ステージにおいて名古屋市消防音楽隊のオープニング演奏で始まり、
炎神戦隊ゴーオンジャーのショーでは、名古屋の水道が供給される仕組みを子
供さんにもわかるよう演技されました。
なお、名古屋市ではイベントなどでペットボトルの「名水」を配付していまし
たが、環境への負荷低減と廃棄物減量の観点から、オリジナルの水差しを活用
したPRを展開していくようです。水差しを使って水道水を直接飲めば、ごみ・
資源の発生抑制につながり、ペットボトルの製造から消費までに使われるエネ
ルギーの節約にもなります。このイベントでも、災害用備蓄飲料は缶入りでし
たが、試飲用には水差しが使用されていました。今後、2010年の「COP10」
開催に向け、他都市や諸外国の方が出席される会議も多くなります。この水差
しで地元のおいしい「名水」を提供し、環境に配慮した名古屋市の取り組みを
PRしていくとしています。
※鍋屋上野浄水場は、名古屋市で最初につくられた浄水場で、大正3年3月に完
成。昭和62年度から平成10年5月に整備改良事業がおこなわれています。