
名古屋城本丸御殿復元工事など、名古屋城の建造物について検討する「特別史
跡名古屋城跡全体整備検討委員会建造物部会」が、6月23日(木)に開催され
ました。
今回の主なテーマは、工事のため素屋根で覆われて見られなくなっている西南
隅櫓の工事進捗状況。地盤の沈下や経年劣化等が生じているため、屋根や壁な
どの修理がすすめられています。外からは見られませんが、名古屋城では貴重
な「菊の御紋」の鬼瓦など瓦は撤去され、予定通り工事がすすんでいます。
名古屋城総合事務所によると、このところ名古屋城の入場者数は減少傾向。前
年同月に比べて、4月は1万人減、5月は3万人減となっています。昨年の名
古屋開府400年イベントの反動に加え、東日本大震災の影響による外国人の
大幅減が響いているようです。台湾からの観光客は復活しつつあるものの、韓
国・中国は全く回復していないということです。本丸御殿はもちろん西南隅櫓
などの工事も着実にすすめ、国内だけでなく外国観光客の増加を図ることが課
題となっています。(2011年6月23日)
(画像)素屋根で覆われている名古屋城西南隅櫓
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▼名古屋城のご案内
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名古屋城総合事務所 名古屋市中区本丸1-1 電話:052-231-1700
開園時間:9:00~16:30 休園日:12月29日~1月1日 最寄駅:地下鉄市役所
観覧料:大人1人1日500円(高齢者・団体等割引制度、年間定期観覧券あり)