上の子が、小学校に通い始めて

 

数日たちました。

 

うまくなじめるかなと心配して

 

いましたが、クラスの友達もできて

 

楽しくやっていて、もっと学校に

 

いたいと言うので、安心しました。

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怒りと消化
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今も昔も、イライラしたり、ムカッとくる

この怒りの心で、穏やかに過ごせないと悩む人は

多いのではないでしょうか。

ですから、書店でも「怒り」をテーマにした本も

多数みられます。

仏教でも「怒り」の心は、煩悩として教えられ

とくに私たちを苦しめる三大煩悩の1つにかぞえられます。

今回はそんな「怒り」にどう向き合っていったらいいのか

みていきたいと思います。

怒りに任せた言動は、後悔を生みだしますので、怒りを静めて

冷静になってからでないと、失敗につながることが多くなってしまいます。

ですから、怒りの心がおきてきたら、間をあける、その場から離れて

落ち着くなどの対処ができるのが理想的です。とにかく冷静になれるよう

行動するのが、応急処置として大事です。

このように怒りに対して、グッとこらえて怒りに任せた言動を

とらないようにすることを、忍辱(にんにく)といわれ

仏教では、大変善い行ないだと教えています。辛抱づよくこらえることは

何においても大事なことです。

ですが、

こう思われる方も多いと思います。がまんしてばかりでは、

つらくなってしまうのではないか?と。

たしかにそうです。

怒りを一時、こらえるのはいいのですが、怒りが静まった後、しっかり

気持ちの整理をつけらず、消化不良になってしまいますと

後々、それが爆発していまいます(笑)

そこで、一端、怒りの心が静まった後に

うまく消化するためにも、なぜ怒りの心が起きてくるのか

その原因がわかると、モヤモヤを消化するのに役立つでしょう。

怒りは自分の欲求を妨げられた時に出てくるといわれます。

こうしたいと思っていたのに、邪魔されたとなれば、邪魔した相手に対して

腹が立ちます。

残しておいたプリン食べられたとなったら、食べたかったという欲求が妨げられた

ので、腹が立ちます。とくに欲求が強ければ強いほど、妨げられた怒りも大きくなります。

最近、主人の帰りが遅くて、一緒に食事ができずにイライラしている

 

奥さんがありました。

その日もご主人が遅く帰ってきて、こんなに遅くまで何していたのよ!とカッとなり

言ってしまったそうです。ご主人は仕事なんだから仕方ないだろうと

 

ケンカになったそうです。この場合、奥さんのイライラのもとには、

 

ご主人と一緒に食事が食べたい、一人で寂しい一緒に

過ごしたいという欲求があったでしょう。それが満たされずに

 

イライラしていたのです。

ただその思いを「怒り」という形で出してしまうと、

 

ご主人にもご主人の事情がありますから

そんなこと言われたって仕事なんだからという思いはぬぐえないでしょう。

ですから、怒りという形ではなく、欲求という形で伝えることが

 

できればよかったと思います。

「最近、あなたの帰りが遅くて、一緒に食事できなくて寂しい」と

 

いうような気持ちを伝えることができれば、ケンカにならなかった

 

かもしれませんし、ご主人もなるべく早く帰れるように

しようと具体的な行動に移しやすいでしょう。

もし仮にケンカになってしまったとしても、冷静になってから、

 

ちゃんとご主人に謝った上で「一緒に食事ができなくて寂しかったんだ」と

 

気持ちを伝えることができれば怒りの長期化を避けられるのではないでしょうか。

怒りは煩悩の一つですから、イライラをまったく無くして生きていく

 

ことはできませんが、納得のいかないまま怒りをため込んでしまうと

 

本当に取り返しのつかない言動をとってしまうかもしれませんので、

 

冷静になったときに、一つ一つ消化して

怒りをため込まないようにしたいものです。

 

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nagoya.japan-buddhism.com