九州和の会では、午前中に吉田綾霊談集をテキストとして、勉強会を実施致しております。

 

吉田綾霊談集p83の「幸福への道」というタイトルの文章の中に、

 

「幸福を得られぬ人は、自分をこの現象界に招かれて来たお客様だと考えている人が多い様です。お客様だから、人からもっと待遇されてもよいはずだと思ったりするのでしょう。そこで予想された待遇が与えられない場合に不快になるのですね。本当に幸福になりたかったら、人から与えられたいばかりの生活は改めねばなりません。自分が先ず主人側の気持ちで、人に喜びを与える事です。」

 

というくだりがありました。

 

そして、この文章に関して、

 

「幸せの道は自分で切り開くしかない。お客様気分で与えられるのを待っていてはいけない。」、

 

「ある意味、公平と言えば公平と思う。自分が努力した分が自分に返ってくるから。」

 

といった意見が出されました。

 

ある程度人生経験を積んだ人なら、他人に迷惑を掛けるようなことをすれば、巡り巡って自分に返ってきて、自分が苦しい思いをすることになり、他人のためになるような行いをすれば、同様にして、巡り巡って、自分が幸福になるということを学ばれていらっしゃるのではないかと思います。

 

誰もが幸福を望んでいるものだと思いますが、自分が幸福になりたいと考えたときに、短絡的に考えれば、お金、地位、名誉、健康、容姿のよい恋人や気心の知れた仲間・・・などを手にすることが必要のように感じられるかもしれませんが、いずれの場合も、永続性がなく、いずれ失ってしまうもののように思えます。

 

また、あまりにも、それらを得ることに執着すれば、他人に迷惑を掛けることになり、それが巡り巡って、自分に返ってきて、自分が不幸になる。自分が不幸だから他人に迷惑を掛ける。このような負のサイクルが生まれてしまうことになります。

 

では、発想の転換をして、他人に与えること、他人のためになることをすると、反対に、正のサイクルが生まれ、自分が幸福になるのではないでしょうか。

 

一見すると、遠回りな道であるかのように思われるかもしれませんが、これが真の意味での幸福への王道と言えるのかもしれません。

 

特に人生経験の少ない若い頃は、上記のようなものを求めてしまうものかもしれませんが、もし、そのことによって、物事がうまく運ばなくなっている場合は、一度立ち止まって、このようなことに思いを巡らすこともよいかもしれません。

 

また、他人に与えるにしても、見返りを期待して、与えないようにすることも大切かもしれません。

 

それは、他人に与えているようで、実際は、他人から与えられることを望んでいる、つまり、自分が得ようとしているということになるのだろうと思います。

 

そして、見返りが得られなかった時、不満が生じ、様々な負の感情が起こってしまうものではないでしょうか。

 

見返りを求めず、ただ、与え、与えられる。そのようなサイクルに入りこめたとき、真の幸福の道をひた進む自分自身に気づくことができるものかもしれません。

 

この学習会を通して、出席者の方々が、現在抱えていらっしゃる問題を解決したり、人間的な成長をしていただくための気づきを得ていただけたらと思います。

 

また、そのような堅苦しいことではなく、単に、見えない世界のことに興味があり、学んでみたいなどということでも良いと思います。

 

午後には、精神統一会を実施致しておりますが、精神統一には、心を落ち着けたり、前向きにしたり、健康の増進に役立ったりといった様々な効果があるとされています。

 

また、その後、霊的能力者からアドバイスを頂ける霊査なども実施致しておりますので、関心をお持ちの方は、一度、和の会に足を運んでみられてはいかがでしょうか。