久しぶりにブログを書きます。
良い意味でいろいろなことを考えさせられたライブだったので、書き留めておかなければ!ということで。長文です。読む時間がかなり無駄になるかもしれないので、読んでくださる方は気を付けてくださいね。


正直なところ、当日まで今回のライブにはあまり期待をしていなくて、モチベーションはかなり低い状態でした。キラフェス2015で開催が告知された時、純粋に嬉しい!とは思えなかったクチなので。「それは本当に神谷さんがやりたいことなの?」というのと、「どういうステージになるんだろう」という疑問が大きかった。もっとぐるぐると思うことがあったのですが言葉にするのは難しい…

そもそも、最近Kiramuneでのお歌の活動に自分の気持ちがあまり高揚しないことに気が付いて、潮時かなと感じていました。CDは買うけどライブやイベントを今のようになんでもかんでも追うのはやめようかなと。だから、ソロライブがどういうものかを見て、今後自分がどういうスタイルで歌の活動を応援するか決めようと思っていました。偉そうでしょ?上から目線でしょ?でもそのくらいのモチベーションだったので、ライブ中はきっと「落ち着いて見守る」に徹することになるんだろうと思っていました。泣くはずなんてないと思っていたのです。

今となっては、「お前の好きな神谷浩史さんは、中途半端な仕事はしない人だろ!!!」とライブ前の自分に言ってやりたいです。

座席は両日とも下手側の3階スタンドでした。大きい会場全体を見渡せる位置は嫌いじゃないですし、距離も全く気になりませんでした。初日はメインステージを真横から見るような位置で、二日目はセンターステージを真横から見るような位置でした。
二日目連れて行ってくれたお友達に感謝!ありがとう!

ではセットリストと共に、当日の感想を書いてゆきます。

「Kiramune Presents 神谷浩史 1st Live "ハレヨン→5&6"」
日時:2015年9月5日18:00開演、9月6日16:00開演
会場:幕張メッセ イベントホール


M1.HA-RE? GO!
メインステージ上段にせり上がってきて、予想通りの1曲目。銀のキラキラジャケットで、キラフェス2014の登場時に着ていた衣装を彷彿とさせるものでした。歌っている…神谷浩史さんが歌っている……と、ただ見たままの状況を心の中で唱えるというよくわからない状態に陥りました。

M2.Dual Wing
間奏中、神谷さんの背中をダンサーさんがいじってるのが真横からよく見えて、翼でも生えるの??(Dual Wingだけに)と思ったら、飛んだ。飛んだ。飛んだよ。固まって見つめてしまいました。すごい。ライブでフライング~って、冗談みたいに話すことがあったけど、まさか神谷さんがやるとは思わなくて本当に本当に驚きました。堂々と、とってもきれいな姿勢で飛んでいました…

M3.虹色蝶々
フライングの衝撃からなかかな立ち直れなくて困った。曲が終わると、暗転してステージ上で生着替え。上だけでなくズボンまでサッと降ろす姿にキャー。王子様風のジャケットはキラフェス2010を思い出しました。

M4.my diary (New chapter)
ここで歌うんだ!?と、ちょっと意外でした。この曲は最後の方かアンコールかなーなんて思っていたので。
「振り向けば今まで来た道」で下手側にくるっと振り向くのが良かった。特に二日目はちょうど振り向いてくれる側のブロックだったのでぐっときた…ずるい。「自分が歩いて行くことで」で花道を歩いてメインステージに向かうのも、シンプルだけど良い演出でした。

M5.For myself
みんな大好きおっおーd=(^o^)
かわいい振付なのですが、ハレゾラPartyでもキラフェスでも「そっと増えて行く」の歌詞で手を押し下げていく振りをやっていて、あれがどうも不思議で仕方がなかったのです。それ減ってるー!って。それが今回、腕を上げていく振りに変わって、ちゃんと「増えて」いってました。どうでもいいことだけどスッキリさせてもらえて良かった(笑)
それと、「泣くほど喜ばせてみたい」で顔を歪めて力を込めるのがなんだかすごくかっこよく見えました。

<MC>
「初っ端から表題曲を5曲ぶっ続けで歌うという暴挙に出ました」「でも、これだけじゃないんでね!やりたいこといっぱいあるんで!」と。
お水(お茶)を何回か飲んでいましたが、一瞬口を付けてすぐ喋り始めるという感じで、もう少しゆっくり飲んでもいいのよ…と思ってしまいました。やっぱりステージに1人しかいない状況で”間”を作るのは怖いのかなー、なんて。イベントでもラジオでもすごく”間”を気にする人だと思うので。この水飲みタイムにソロライブならではの空気を感じました。

M6.VIVA LA FESTA!!
サンバダンサーさん登場で真っ先に思い浮かんだのが絶望放送の惨開(笑)
でも神谷さんってこういうハッチャケたお祭り騒ぎみたいなことが実は大好きなんじゃないかと勝手に思っています。DGSでFestival Carnival Matsuriと命名していたり、今年の七夕回では「お祭りやろうぜ!レッツカーニバル!」って提案していたり。
この曲は本当にただただ楽しくて、普通に曲を、ライブを楽しめている自分がいることに気が付きました。あと今回意外なことにタオル曲がありませんでしたが、タオル回すとしたらこの曲でしたよね。

M7.Shall We Circus!
キラフェスでもかぶっていたようなシルクハット着用。ハットをくるくる回すパフォーマンスも、ちょっとしたことだけど、練習を重ねたはず。
箱が現れた時は誰もが消失マジックを予想できていたと思いますが、燃えるとは!派手なことしてくれる!!

M8.シリカゲル
すぐそばのトロッコに乗って登場してくれて嬉しかったです。トロッコで回ってる時には男性ファンを見つけては指さしたり、特定の女の子にウィンクしたり。こうやってファンの心を握り締めて離さないのか…と、テクニックを見せつけられました。
曲が終わると、はけていくサンバダンサーさん達を寂しそうに追いかけて「帰っちゃうんですか…あの、打ち上げきますか…?」なんて声をかけて笑わせてくれました。

<MC>
神谷さんの曲は前向きで明るい曲ばかりでバラードがない。今回のセットリストを順に見ていって、うん?どこでクールダウンするの??ってなったお話。
「ずっと「アー!」って言ってる曲ばっかりだから…」って軽く叫んでたのがかわいかった(笑)MCになると、ああ私の大好きな神谷さんの喋りだ…と安心します。

M9.未来の足跡
少しクールダウンということで、過去の自分に会いに行きましょうという振りから。サビの高音が好きです。

M10.Such a beautiful affair
クールダウン1曲で終了しました(笑)ハード!
キラフェス2013に行っていない私としては、この曲で荒ぶる人多いんだーという発見がありました。あんなに会場が沸く曲だとは知りませんで。

■Hare Rockメドレー
M11.JAM packed TRAIN (Switch Back)
M12~CONNECT (Heart laid Boogie)
M13.~my life my time (GLIND HOP)
M14.~Runaway Train (Not fade away)
M15.~流れ星 (Starry BEAT)

メドレーでしたが、どれも1コーラスだけじゃなく2コーラス以上やってくれて良かった!流れ星(Starry BEAT)楽しい。

<MC>
かなり息が上がっていました。流れ星歌うだけで息切れそうですよね。
トークは「ハレ○○プロジェクト」について。ハレヨン、ゴウ、ロクの制作とライブ開催までの経緯…何度も聞いたり雑誌で読んだりしていますが、毎回おもしろおかしく話してくれるので、神谷さんの提案がPさんに聞き流された話が何度聞いても笑えます。モノマネが絶妙。
初日の「俺病気だったのかな」発言がツボりました。

二日目はバンドメンバーのことも軽くいじって、おっぱいラーメンというインパクトの強すぎる単語を投下するだけして回収せずに終わりました。そのうちどこかで詳しく聞けるかな(笑)

ハレヨンの発売記念イベントでハレヨンくんがGLORIOUS TIMEをフルコーラス歌ったことについて「やっちまった」と言っていました。そんなことないよ…!?フル歌うんだ!?と驚いた覚えはあるけど、フル聴けるんだ!嬉しい!のざわめきだったと思うよ?
「ハレヨンくんがこの後もし出てきたら可愛がってあげてください」というセリフに何故かときめきを覚えました。はい、可愛がる。

M16.エンジェルマン
神谷さんの影としてハレヨン君くんのシルエットが映し出されるのがかわいかったです。ただ横からだとLEDパネルの後ろに動かない着ぐるみの頭がずっと見えていて、いつ出て来るのかそわそわしちゃいました。

M17.WALKIN' WALKIN'!
かくれんぼ!神谷さんが鬼でダンサーさん達を見つけていく演出。目を覆って数を数えるようなポーズがこれまたかわいかった。
曲後半にはハレヨンくん登場で歌もハレヨンくんver.!ダンサーさんの支えもなくハレヨンくんが花道を歩き始めた時はハラハラしました。外が見えないってあれだけ言っていたのに、細い花道を歩いてうっかり踏み外さないかと…あ、足元は見えるんでしたっけ。それとも改良された?

<ハレヨンくんコーナー>
ハレーヨン彗星みたいにひゅーーーーんってウェーブやって遊ぼう!のコーナー。お客さん達が若干戸惑いながら「ひゅーーーー…」って控えめに声出してるのが面白かったです。
二日目はハレヨンくんが正面を見失っちゃってて抱き締めたくなりました。やっぱり着ぐるみ改良されてないやんけ!
語尾が強くなる喋り方も短い手足をパタパタさせる動きも本当にかわいくてずるかった。

M18.START AGAIN
イントロが流れている間の照明がかっこよかったです。ライト上向きでぐるぐるするやつ。壮大でカッコイイこの曲にとても合っていました。
そして、ハレヨンくんの着脱が速かった。着ぐるみ着脱ってもっと時間がかかるものだと思うのですが、意外とすぐ神谷さんが現れた。ステージ裏の方々の努力が伺えます。
しっかり振り付きで歌う姿を見たら、以前「START AGAINを聴くと、キラフェスのための振り練習に追われたことを思い出す」という話をしていたことを思い出しました。

M19.孤独と情熱の焦点
キラフェスでもやっていたように、炎の特効付き。お金がかかっている。
顔に汗かかない人だとご自分でも言っていたので、神谷さんの汗を見ると珍しいものを見れた気になります。MOB幕張初日の汗のかき方には敵いませんでしたが。あの日は一体何があったのでしょうか。

<MC>
ハレヨンくん出てきましたねーという話。
「大変なんですよ、あれ。(花道のちょっとした坂で)こんなんなってましたからね」って後傾姿勢のよたよた歩きを再現。ハレヨンくんに中の人がいるということをまるで隠す気がないトーク。「まあ僕には関係ないですけどねー」と言い放ってはいたけど、ものすごく雑。ガルスタおじさんとかHIRO-Cの扱いみたいな、「神谷浩史とは別人ですよ?」っていうすっとぼけネタをもっと巧みにやるかと思っていたけどやる気なかったみたい(笑)

M20.1番星
二度目のフライング。神谷さんがお星様に。結構な勢いで振り回されていてびっくりでした。それにしても姿勢が良い。金色のキラキラの中で飛んでる姿は眩しかったです。ステージに降り立つ時にダンサーさんに抱き止められるところは、うひゃっとなりましたね…特に初日が美しい抱き止めでした。二日目は勢いを殺しきれずにいて一瞬焦りましたがダンサーさんがしっかり止めてくれていました。

M21.GLORIOUS TIME
「みんなのところに行くよー!」で、今度はアリーナトロッコ。みんなが喜ぶ言葉だと知っているのですね…

M22.Neverland Glitter
バックの映像が印象的でした。ハレ号が宇宙を飛んでいて、その窓から外を見ると歌っている神谷さんの顔が…というようなイメージに見えました。聴き入っちゃう曲。「星の海」が会場の光景と重なって聴こえました。
最後にハレヨン君が弾けてしまうのは切なくなった。

<MC>
「残念ながら僕はこの会場に来てくださっている方全員のお名前をお一人お一人知っているわけではないのに、こんなにたくさんの方が僕の名前を知ってくださっている。それが不思議で。」
驕りでもなんでもなく、神谷さんは本気でそれが不思議なこと、すごいこと、ありがたいことだと思っている。そう思える人だから神谷さんに惹かれる人がこんなにたくさんいるのだと思います。会場に届いていた祝花の量が感動するほど多かったのも、この話に通ずるものがある。

「贅沢な時間」について、「ハレゴウの制作にあたって、絶対にテーマとして掲げたかったこと」「僕が皆さんに会いに行く、皆さんが僕に会いに来てくれる時のこと」「そして願わくば、皆さんもこう思っていてくれたら」と言ってくれたのが本当に本当に嬉しかった。そこで急に涙が溢れました。

「ファンの皆さんが喜んでくれることが嬉しい」というのはよく聞く言葉で、神谷さんもずっと言ってくれていることで、贅沢にも何度も聞かせてもらっている気持ち。心からそう思ってくれていることはわかっているのですが、言葉を選ばずに言えば、もうそれほど響く言葉ではなくなっていました。
でも、この時の言葉は、「僕と会う時間を”贅沢な時間”だと思っていて欲しい」ということ。神谷さんが”欲しがっている”。
「皆さんがそう思っていてくれたら嬉しい」ということなので意味合いとしてはこれまで聞かせてくれた言葉と変わらないのだけど、神谷さんがファンに「自分を求めて欲しがっている」というのが分かる言い回しで嬉しかったのです。人から求められたいと思うのは人間なら当たり前のようなことなので、人間味を感じて嬉しかったというのもあります。
「声優は求められなくなったら終わり」というようなお話も聞いたことがあるし、「次の僕を求めてほしい」って「ハレのち始まりの日」で既に歌ってもいるのにね。

そしてこのお話をしている時の表情。真顔でもなく、お仕事用の笑顔でもなく、しっかりと前を向いて、少し照れが入ったような、嘘偽りのない表情だったのが目に焼き付いています。この時の喜びは一生忘れない。

M23.贅沢な時間
号泣も号泣で、lalalaが歌えなくてごめんなさい。

■アンコール
最初ひろしコールが起こってうわーとなりましたが、アンコールに落ち着いて良かった。二日目、突然コールが揃った瞬間はちょっと感動しました。

EN1.Dolce misto
立方体のブランコ?に乗って登場。びっくり。バランスを取るためのヒモを掴む右腕がプルプルしていました。格好もライブTシャツ(初日は紫・二日目は白)でシンプルなものだったから、腰につけた安全ベルトのようなものが目立ってしまってて…不思議な気持ちになりました。アンコールでなく、もっと派手な衣装を着ている時に乗ったら映えたんじゃないかなとも思います。そして白い布が一番の謎。ドルチェのイメージから、テーブルクロスかテーブルナプキンか何か…?

EN2.One sky,One way
間奏でメンバー紹介。
バンドメンバーはそれぞれステージ奥の個室に閉じ込められてるような形で、二日ともお姿がほとんど見えずでした。残念。メンバーさん達全員のことを目視できたお客さんって会場の3分の2くらいじゃないですかね…?メンバー同士でも姿が見えていなくてアイコンタクトも取れない状態で、イヤモニだけで音合わせられるものなの!?と素人ながらに感心しました。

<MC>
「アンコールありがとうございます。出てきたと思ったら、高い所からで、失礼しました」の言葉に一笑い。
「ソロライブをやるってなった時、正直すっげーこわかった」「皆さん、楽しんで頂けていますか?僕も楽しいです!!」が印象的でしたね。

リーディングライブの告知から、普段の声優業のお話に。
「今だと電波教師とか、デュラララとか…監獄学園とか」って言った時に「監獄学園」で笑いが起こる。「笑うとこじゃないですよ」と言っていたけど、嬉しそうだったなあ(笑)

EN3.ハレのち始まりの日
「上手には歌えませんが、心を込めて歌います」
キラフェス2009から言っているこの言葉に対する反響は、神谷さんに届いているのでしょうね。そういう神谷さんが好きですっていう反響。
この曲がラストに選ばれたのはKiramuneミュージックリサーチで1位だったからというのも大きいような気がします。
白い紙吹雪がすごい量と勢いでアリーナ前方の人達に降り積もっていたのはちょっとだけおもしろくなってしまいました。

EN4.ハレバレハート(※9/6のみ)
初日に「VIVA LA FESTA!!」で射出されたテープが二日目には出なかった時点で、こりゃ最後に何かあるね!と予想はできていましたが。しんみりせずに、ワー!っと楽しく終わってくれて、本当に本当に楽しい気持ちで帰してくれてありがとうございました。


冒頭に書いたように、Kiramuneでのお歌の活動にテンションが上がらなくなってきたのは、最近、パフォーマンスにクオリティを求めるようになってしまったから。
ここで比べるのはおかしなことだと分かってはいるのですが、例えば、宮野さんのライブ。歌もダンスも全てのパフォーマンスのクオリティが高くて、「宮野真守さんがこれまでどういう気持ちでどういう活動をしてきた人か」を知らない人が見ても楽しめるものだと思っています。
一方、神谷さんが歌っている姿を見て楽しめるのは、「最初は音楽活動に前向きではなかったあの神谷浩史さんが歌っている」と思える人達、つまり背景を知っている人達に限られるのではないかと思っていて、エンターテイメントとしてどうなんだろうと思っていたのです。神谷さんのことを何も知らない人にライブ映像を見せる気になれるか。ただライブ映像を見た人が、すごい!かっこいい!楽しい!!と思えるか。私は、何も知らない友達に、神谷さんが歌っている姿をただ見せて「カッコイイでしょ!?」とはとても言えない。万人受けするものである必要がないことは分かっていても、それでもクオリティがなあ、というもやもやがありました。

しかし、今回のライブを観て、Kiramuneのライブは「”第一線で活躍する男性声優さんが”歌ってパフォーマンスをしたらこうなる」という部分を楽しむものだという、根本的な事の本質をようやく理解しました。何度も読んだり聞いたりしてきたことなのに、今更。
今回、「歌を表現する」ことはもちろん、ライブで「パーソナリティを打ち出す」ことをしっかりとしてくれました。「神谷浩史さんはこういう人」というのを確認できる時間でした。ざっくり言えば、Kiramuneは「男性声優さんのパーソナリティを表現するプロジェクト」なのだと思いました。歌詞で本人を表現するというようなことではなくて、歌うことで本人が表現される…というイメージ。歌もトークも朗読も、その作品自体を楽しむだけでなく、作り手のパーソナルな部分を楽しむことができるプロジェクト。好きな声優さんがどういう人物かを知る機会があることは、ありがたいことです。ソロライブで神谷さんの人柄を強く感じて、ようやくこの考えに至りました。長かった!

単純に歌っている姿を見て、かっこいい!かわいい!好き!という楽しみ方をしている人も多いと思います。初期の活動を見ていた時の私はそれに近い楽しみ方でした。それがだんだんできなくなって、ひねくれた期間を経て、今、少し違う見方で楽しむことができるようになりました。スッキリ。この文章では考えていることの100%が誰かに伝わることはないと思いますが、迷うことがあったら自分はこれを読み返そうと思います。

歌が安定していたかと聞かれたら決してバッチリだったとは言えませんが、私は確実に「ライブ」を楽しませてもらいました。派手で凝った演出にワクワクドキドキさせられたのもありますが、それだけでなく、しっかりと神谷さんに楽しませてもらいました。

2時間半越え2daysのソロライブにどれだけ真剣に備えてくれたか、パフォーマンスから伝わってきました。自転車を漕いで体をつくっていたことも知っています。やるとなったらやる人。やっぱり、中途半端な仕事はしない。

多くの声優さんが「ファンからの応援にはお仕事で活躍することで返していきます」と言うのを聞いたことがあって、神谷さんもそう考えてくれているのではないかと思います。「返してもらう」なんて言い方はおこがましいけれど、実際、いつもアニメやラジオやイベントでたくさん楽しい時間を貰っています。しかし今回のライブでは、かなり直接的に、ファンにとって嬉しい言葉をくれました。幸せです。