中国はこれでさらに強くなる。オリンピックでの惨敗は避けねばならぬ | 名古屋の鈴木のブログ

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 世界卓球2024団体戦。早田ひな、平野美宇、張本美和、木原美悠、伊藤美誠の5人。
最初の3人はパリ・オリンピックでリベンジをと誓う。
早田のパワフル・フォアと粘り強いラリー、美宇ちゃんの緩急織り交ぜた超高速卓球と超広角コース取り、美和の強烈バックストレートと驚異の修正力。
3人はそれぞれ持ち味を出し切って、中国に2勝、あと一歩まで追い詰めた。確かに限りなく金色に近い銀メダルだった。
 一方、優勝したはずの中国ベンチはお通夜状態、誰もが号泣していたと聞く。ほぼ敗北に近かった。限りなく銀色な金メダルだった。
中国の卓球人口はものすごく多く、まるで国技。代表になっても、いつ落とされるか気が休まらない。下からの突き上げがきついのだ。試合に負けることはもちろん、1ゲームでも落とせば、卓球人生が終わりかねない。命がなくなると同じ心境だ。
だから、悔し涙というより、恐怖と不安による涙だったと言っていい。美和が第5ゲームを終えて惜敗して泣いたのは悔し涙だが、中国選手の涙は複雑なのだ。
 私は、これで、また急激に中国は強くなると見る。今回の事態を受けて、対戦する3人の再データ化、新たな弱点と傾向を探る分析、それに基づいた練習の徹底・・・あらゆる手段を使って強化して、死に物狂いで、日本を倒しにくるはず。
 早田、美宇ちゃん、美和。このことは重々承知だ。追い詰めたと喜んではいない。
「オリンピックまで1日1日を大切に過ごします」
3人はよくわかってるはず。このままの状態でオリンピックに臨めば、中国に完敗するのは目に見える、グレードアップしていかなければ惨敗さえありうることを。
オリンピックまで半年、どう強化していけばいいだろうか
       つづく