神秘心理学の、むー⭐自分責めの脅威から守る心理セラピスト@新潟 -3ページ目

神秘心理学の、むー⭐自分責めの脅威から守る心理セラピスト@新潟

強迫性障害や不安症、消えたい衝動をほぼ乗り越えた心理セラピスト。
天然石、精油、宇宙、生命エネルギーを感じるのが大好き!
☽⋆
インナーチャイルドや禁止令で自分を知って未完了を完了へ。
生き辛さを解消して至福を選択し、満たされ人生をプランニングして実行!

ある日、テストが返ってきました。



Aちゃんは0点。

Bちゃんは70点。

Cちゃんは100点。



クラスの平均点は70点。



Cちゃんは「すごいね!」と褒められ、

Aちゃんは「どうしたの?大丈夫?」と心配されました。



でも――

Bちゃんには、誰も何も言いませんでした。

「平均点ね」で終わりです。






ある先生がいました。


その先生は、Aちゃんが0点を取ったとき、ショックを受けました。

「こんなに時間をかけて教えたのに、伝わってなかったんだ…」



それから先生は、放課後にAちゃんを呼び、

毎日30分、個別で教えるようになりました。



Aちゃんはサボっていたわけでも、やる気がなかったわけでもなく、

ただ本当に“わからなかった”だけでした。



少しずつ理解できるようになり、数ヶ月後――

Aちゃんは70点を取りました。



先生もAちゃんも大喜び!

クラスのみんなも拍手で「すごいね!」と褒めたたえました。






でも、その様子を見ていたBちゃんは、

なんだか胸の奥がチクリとしました。



実はBちゃんも算数が苦手。

でも毎日1時間、誰にも言わずコツコツ勉強していました。



それでもテストは70点。



「私も頑張ってるのに、誰も気づいてくれない」

そんな気持ちが、心の中で静かに膨らんでいきました。






Aちゃんは「先生が毎日教えてくれるから分かるようになったの!」と話します。

Bちゃんは思いました。



「私は毎日1時間頑張って、やっと70点。

Aちゃんは先生と一緒に1ヶ月で70点。

なんだか不公平だな…」






同じ70点なのに、Aちゃんは賞賛され、

Bちゃんは「普通」扱い。



でも、どちらの70点にも、

努力の軌跡がちゃんとあります。






この世界ではまだ、「できない人」には手が差し伸べられ、

「できる人」には「あなたは大丈夫」と放っておかれる。



けれど本当は、

“ある程度できる人”こそ、少しのサポートで100点になれるんです。





そして

Cちゃんはいつも100点。

わからないことがあると、すぐに先生に質問します。



つまり――

Cちゃんも、Aちゃん同様「助けてもらう力」を持っているのです。






Aちゃんも、Bちゃんも、Cちゃんも。

どの努力も、どの70点も、どの100点も、

みんな同じように尊く、輝いています。






🌿今日の問いかけ

あなたの周りの「Bちゃん」は誰ですか?

そして、あなたの中の「Bちゃん」に、

どんな言葉をかけてあげたいですか?