朝のお支度も、夕飯時もバタバタ。 笑顔なんて作れない毎日に、私はイライラを抑えきれなかった。
ある日、子どもが私のスマホで動画を撮っていた。
ふとその映像を見て、私は凍りついた。
眉間にシワ。 口角は下がりっぱなし。
全然、優しいママの顔じゃなかった。
「ママ、いつもこんな顔してるの?」
「うん、いつものママだよ」
ショックだった。
私、こんな顔してたんだ…
そしてふと、胸がズキンと痛んだ。
「私がこんな顔してるから、子どもも笑えなくなってるんじゃない?」
でも… 笑う余裕なんて、なかった。
時間はない。 やることは山積み。 我慢することも、もう疲れた。
🌿 ママの感情は、子どもに伝染する
心理学に「ミラーニューロン」という言葉があります。 相手の感情を無意識に真似てしまう脳の働きのこと。
赤ちゃんがママの笑顔を見て笑うのも、 ミラーニューロンのはたらき。
でも、ママが怒っていたら? 子どもはその感情を受け取り、 表情が曇り、自己肯定感が下がるとも言われています。
もちろん、ママだって人間。 いつも笑顔でいられるわけじゃない。
だけど… 「私が笑っていると、子どもも笑ってる」 そのシンプルな事実に気づいたとき、 私はちょっとだけ考え方を変えたんです。
🌿 「笑顔を作る」じゃなくて「笑える瞬間を増やす」
最初は、「笑わなきゃ」と無理やり口角を上げてみた。
でも、イライラを隠すための笑顔は逆効果でした。
心理学者アーザ・トムキンスの研究では、 口角を上げると幸せホルモンが分泌されるとされています。
だけど、私がやっていたのは 「気持ちを隠すための笑顔」だった。
本当は 気持ちを切り替えるために、 ちょっとだけニコッとしてみればよかった。
だからこそ、「笑顔を作る」のではなく、
「笑える瞬間を増やす」ことに変えてみたんです。
✔ 朝、好きな音楽をかける
✔ ちょっとおふざけしてみる(例:「靴下はどこだ!?事件!」) ✔ 深呼吸して、意識的に肩の力を抜く
気がつけば、 子どもの笑顔が増えていて、
私も自然と笑っていた。
「ママ、なんで笑ってるの〜?」 そんなふうに聞いてきた子どもの顔も、 ニコニコしてた。
🌿 私の笑顔が、子どもの安心につながる
ママが笑っていると、子どもは安心します。
「ママ、大丈夫かな?」って不安に思わなくていいから。
もちろん、イライラしてしまう日もある。
でも—— 「今日は、どんな小さなことでもいいから、笑える瞬間を探してみよう」
そう思えるだけで、 ほんの少し、心が軽くなるかもしれません。
🔖 イライラしたときに、また読み返してね
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