「またやっちゃった…」が止まらない。
子どもに怒鳴ったあと、後悔する。
「こんなに怒るつもりじゃなかったのに…」
「私、やっぱりダメな母親だ…」
「こんな母じゃ、子どもがかわいそう…」
何かうまくいかないたびに、
「私の何が悪いんだろう」
「私が悪いに決まってる」
そんなふうに 自分を責め続けるクセ が、私にはあった。
でも、これって いつからなんだろう？ 気づいたら、ずっとそうだった気がする。
小さい頃、私は「〇〇」でいようと必死だった。
親に怒られないように、
先生に頼りにされるように、
友達にすごいって言われるように、
誰からも好かれるように…。
「しっかりしてるね」って言われるのが嬉しくて、
“ちゃんとすること” ばかり考えてた。
でも、そのうち 「できない自分」はダメなんだ って思うようになった。
失敗するたび、心の中で自分を責めたし、 まわりからガッカリされるのを感じていた。
「どうしてもっと出来ないの？」って。
そして、大人になってからも…
家事ができない、
子どもに優しくできない、
良い母親になれない…。
「私はダメだ」「もっとちゃんとしなきゃ」
その思いが、 心のどこかにずっとこびりついてた。
心理学「禁止令」が生み出す自己否定
もうひとつ、 現在の生きづらさに大きく関わっているものがある。
心理学用語で「禁止令」というもの。
（エリック・バーンの交流分析より）
これは、 幼少期に親や周囲の影響を受けて、
無意識に自分に課してしまったルール のこと。
例えば、
「失敗しちゃダメ」
「泣いちゃダメ」
「甘えちゃダメ」
「完璧じゃなきゃダメ」
こうした思い込みの下には、禁止令が深く関わっている。
そして、「自分はこうあるべき」という強い思い込みをつくる。
その結果、ちょっとしたミスや気のゆるみすら許せなくなり、 「私はダメだ」「もっとちゃんとしなきゃ」 という自己否定につながっていく。
自分を責める人は、特にこの禁止令が深く関わっている。
なぜなら、 「ダメな自分を許さない」というルールが心の奥に刻み込まれているから。
やっかいな事に、この禁止令…
一人で解除するのはとても難しい。
なぜなら、 禁止令は「自分を守るため」に自分で作り出したもの だから。
たとえば、 「泣くと怒られる家庭で育った子ども」は、
泣かないように自分に禁止令をかける。
怒られることから自分を守るためだ。
「失敗すると存在否定される環境だった人」は、
ミスをしてはいけないと強く思い込む。
もちろん、存在を否定されるのを避けるため。
子どもの時はそれでよかったかもしれない。
でも、大人になっても そのルールに縛られ続けていると、とても生きづらい。
だからこそ、 専門家のもとで、正しい知識と心理セラピーを受けることが大切。
私自身も、心理学を学ぶと同時に、何度もセラピーを受けてきた。
そして、少しずつ 「禁止令」に気づき、それを手放していくことができた。
あなたの心にある「私はダメだ」という思い込み、本当にそれ、必要ですか？
禁止令を手放すと、心が軽くなる
「私はダメだ」って思うたび、 そのたびに 心のエネルギーが削られていく。
「まぁ、そんな日もあるよね」
「でも、いいところもあったよね」
もし、そう思えたら、 気持ちはふっと軽くなる。
「禁止令」を解除するのは、時間がかかることもある。
複雑に絡み合っていることも多いから。
そして、 一歩踏み出せば、確実に変わる。
私は 「お前であるな」という禁止令に何度も取り組み 自分の深い心に向き合い、 「私は全然ダメ」という思い込みを手放してきた。
もし、あなたも 「自分を責めるクセをやめたい」と思ったら… 一緒に、心を軽くする一歩を踏み出してみませんか？
💬 あなたは、つい自分を責めてしまうことはありますか？
どんな「思い込み」があなたの中にあると思いますか？
🔖 「自己否定でつらくなったときに」読み返してね
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