先月、NHKで再放送されていた「手塚治虫 創作の秘密」。
手塚治虫先生の生前のドキュメントだが
その中で描いていたのは「アドルフに告ぐ」である。

「アドルフに告ぐ」は1983年~1985年に
週刊文春で連載されていたマンガで
はっきり言って、超が付く大名作である。

手塚先生の晩年に描かれた作品で
この作品の3年後に先生は他界されてしまうのだが
彼のとんでもない天才ぶりを改めて感じさせる。

僕は中学生の時に初めて読んだが
その時のとんでもない衝撃は今でも覚えている。

 

 

第二次世界大戦前後のドイツと日本を舞台に
現実とフィクションが絶妙に混ざり合った話で
なぜこんな話が思い付くのか…。
僕のような凡人には想像もできない。

コミックスは4~5巻(出版社によって違う)なのだが
その密度が凄まじくて
とんでもないスピード感で物語は進んでいく。

今の漫画だったら30~40巻くらいにはなりそうな
中身の濃さなのだ。


僕が手塚治虫のベスト3を挙げるなら
絶対に「アドルフに告ぐ」を入れる。

 

読んだことない人は難しそうとか思うかもしれないが

めちゃくちゃエンターテインメントなので

ぜひ読んて欲しい。

 

Netflixとかで完全ドラマ化してくれないかな…。