いつもありがとうございます。

刺しゅう専門店Nagisaです。

刺しゅう専門店Nagisaは、刺しゅう界のムツゴロウさんを目指しております。

オーダーも承っております。

 

刺しゅうのある褌を試しに作ってみました。

今回は、ハイイロオオカミとブナの刺しゅう褌です。

 

自分自身、まだパンツから褌に変えたばかりの為、まだお客様にご提供は出来ませんが、パンツから褌に変えた結果、ズレ安くてもとても心地が良くて、刺しゅうのある褌に繋がりました。

下着はお肌に触れる物ですので、お客様のお肌を傷つけない為にも、自分自身が安全に使いこなした上で、ご提供させていただきたいと思います。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トリマーの勉強をしていた頃を活かして、毛並みや特徴を、刺しゅう糸1本取りで、1針1針丁寧に表現致しております。

 

トリマーの勉強では、犬や猫を学んでいたこともあり、犬の先祖とされている狼は、犬のクセが出てしまいがちなので、狼ならではの特徴的な顔つきや、ガッチリした体格や毛並みを、1針1針丁寧に心掛けました。

シベリアン・ハスキーでもアラスカン・マラミュートでもありませんよ(笑)。

 

主役はハイイロオオカミなので、引き立て役のブナの葉はリアルにしませんでした。

ブナの葉は、広葉樹林が蘇りますように、と言う思いからです。

 

今では絶滅してしまっているニホンオオカミ、エゾオオカミ、現存しているシンリンオオカミ、タイリクオオカミ、ホッキョクオオカミは、生息域によって呼び方が違うだけで、全てハイイロオオカミの亜種だそうです。

 

こちらは越中褌でして、ハイイロオオカミとブナの刺しゅうがある部分は、最後の写真のように、前当てに当たる部分でございます。

その為、大事な場所に刺しゅうの裏が当たってしまう心配がございません。

 

また、大事な場所を包む部分は赤い布を用いておりまして、赤は温めると言う意味があるそうです。

装着した際に、その赤い布も表面になるよう、刺しゅうのある前当て部分を表面にして、赤い布の裏側下の端に縫い付けました。

 

過去にご購入、オーダーをくださったお客様からは、「凄く可愛い、刺繍糸一本取りの繊細さも、本当にひと針ひと針心込められてるのが伝わってきます。」というレビューを、いただいております。

 

とても繊細な作りです。

褌本体も手縫いでして、1針1針丁寧に仕上げさせていただきました。

装着した際に重々しくならないよう、裏地は用いておりません。

 

赤い布の裏がお尻に来るようにして、紐を腰の前で結び、股の間を通して結び目の下から通します。

私の場合、お手洗いの際には、布を結び目の下から外し、大事な場所に触れる部分を内側に折り、右から腰に巻いて左側のヒモに下からはめています。

 

洗浄は入浴の際、洗い場で手で行い、タオルに包んで水気を取り、部屋の中に干していまして、1晩で乾いてくれてありがたいです。

 

アイロンは中温で行い、強く当て過ぎないように心掛けております。

 

褌にしては勿体ない、と言うご意見もあるかと思いますが、手作りかつ大好きな動物の刺しゅうのある褌で、お手洗いもより気持ち良くなることと思います(お食事中でしたらすみません)。

あなた様の大事な場所を傷つけない為にも、これからも試行錯誤を繰り返していきます。

 

刺しゅう糸 綿100%

布 綿100%

紐 綿100%

手縫い糸 綿100%

 

サイズ

長さ 約94.2cm

幅 約27.2cm

ヒモ 約154cm