なんやかんや言いながら


ほぼ毎月何処かに出掛け歩いている


でも


ありきたりの宿では満足せず


なんなら

ビジネスでも良いんじゃないかと思い始めた矢先のこと


🐘の鋭い検索エンジンが唸り


この宿を見つけた


国の登録有形文化財



『向瀧』






しかも

登録第1号




国の財産なら


しがない国民の端くれの私でも

使わせて頂く権利はあるはず


(笑)









上記3枚の画は


最近上映終了した


"岸辺露伴ルーブルへ行く"


の映画で使われた場所


何とも赴きがある






そして


私達が宿泊した部屋


ここは

昭和天皇の弟君、高松宮殿下や

小泉元首相なども利用された

文化庁指定の部屋とのこと



4~50年前なら
たいそう豪華だったであろうけれど
さすがに120年以上を経た木材建築特有の傷みが生じていた

しかし

床などは飴色に耀き
大切に保存されていると感じたし
それが歴史なのだ

高松宮殿下は4回も来訪され
どうか
鉄筋に建て替えないでほしいと
仰られたそうな





なんと言っても
今では再現不可能な硝子窓が
とっても風情がある

少しでも強く何かが当たれば
あっけなく
ヒビが入ってしまいそうな
昔の硝子独特の歪みや
頑丈さでは今のサッシに大きく劣る
木の窓枠

少し風が強く吹くと
ガタガタと音をたてる

昔の木造建築ならではの木の歪みで
所々に隙間ができていた







かの要人達も

この景色を

こうして眺めたのだろうか













そして

1番興味があったのが

この離れ専用風呂

1番源泉から近い為
注ぎ口から出てくる源泉の温度は
なんと47℃アセアセ

この宿の人気風呂
"きつね湯"より熱いらしい

私達しか入らないので
当然加水したけれど
きつね湯は大浴場なので
加水禁止だそうな驚き
ちなみに
きつね湯の温度は45℃オエー








露天ではないものの
天井が高いせいか
全く圧迫感を感じない

源泉成分が
何かのオブジェのように
まとわりついている蛇口から
こんこんと流れ落ちる

広い浴室の中に心地好く響く水音

熱いこともあるが
何故か
この湯に体を沈めていると
体の内側に染み込んで行くのを感じた

ザワザワするような
不思議な体感だった

激熱源泉且つ真夏なのに
湯上がりはサッパリとする

匂いはほぼ無いが
若干酸っぱい味がした


ただひとつ難点なのは……


シャワーとカランが無い笑い泣き


大浴場のひとつ"さるの湯"に
宿で唯一シャワーとカランがあるが
大浴場嫌いなワタクシ


🐘に桶で
せっせと上からぶっかけて貰って
洗髪しましたとさイヒ









料理は
鯉料理が沢山出てきます……。

以上。






そして

何を隠そう

今回の旅の主目的は

私に2人目のお孫ちゃんが産まれ

お嫁ちゃんの実家に行くこと


今回は
念願の男の子くんですお願い


長男も昨年末に結婚し

次男は
まさかの2人の親となり

そして

私は

来月またひとつ歳を取る……えーん



歴史は続くよどこまでも