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皆さんこんにちは、遠野なぎこです
今日は通院日。
私だって皆んなと同じ。
一歩ずつ、一歩ずつの生活だよ…

さて、今日はお悩みメッセージのお返事を。

メールTさんへ”

『産まなきゃ良かった』
『今すぐ山奥で死んで』

そんな言葉を吐く人、それは本当に“母親”なのでしょうか?家族でも、既に人間ですらもないように私は感じます。
ただの脅威的なモンスターにしか感じません。そういう生き物を本当に“母親”と認め苦しめられる必要はありますか?

Tさん、どうか…一度でいいから自分を正当化してみて下さい。
『自尊心の強化』。摂食障害を始めとする母娘の問題で痛みを抱え病を発症してしまった人間には一番不得意とするところではありますよね。
でも敢えて…無理にでも努力をしてみない?一歩ずつ、一歩ずつでいいから。

子どもの時から心身の暴力なり、愛と呼べる正当な愛情を受けて来なかった人間の心は非常に高い確率で破綻します。

『もう○○歳なのだから』
『もう○歳、○歳のガキじゃないでしょ』

違います、全然違います。

○歳のガキの時に○歳のガキらしく振る舞えなかった人間が、どうして自力で○○歳になれますか?どうして自力で○○歳らしく振る舞えますか?

そんな事が可能ならば、そもそも親などという存在は不必要でしかありません。
親の不際を言葉巧みに操やれ、自分を下の下の最下級に陥れる必要はないの。本当だよ。
勿論罪悪感を持つ必要もゼロ。

そんな娘を親達は『ざまぁみろ』とも何とも思ってはいないよ、心の底では何にも感じてない。
別次元だから…彼女らには私達の痛みに“色”がある事すら認識出来ないのだから。

Tさん…私はTさんのSOSや疑問を全く迷惑には受け取りませんよ。困らないよ、痛い程に分かるから。だから私なんかに謝ったりなんかしないでいいの。

Tさん、あのね…一番怖い事を伝えるね。
Tさんはね、痩せなくていいんだよ。
痩せてもお母さんの愛情は決して期待出来ないよ。お母さんにとっての厄介事が増えるだけ。お母さん“周囲からどう思われるか”“自分がどう思われるか”を気にするだけ。彼女自身のイラつきが増すだけ。

そのイラつきの一部になれた事を喜んでは絶対に絶対にいけない。

Tさん…フラフラにならなくていい、肋が見えなくてもいい、青白い顔にならなくていい。
平均体重になっても全然いい!!
私のようにウエストが100センチ近くになっちゃっても全然いいのっ!!(あ、ちなみにまた元に戻っちゃったの!健康的にはマズいよね滝汗

私達の身体は私達のもの。
私達の身体は“愛の象徴”“愛の交換品”ではないのよ、絶対に。

Tさん、絶対に死なないでね。
誰に理解されなくてもいいじゃない、自分で自分を理解してあげて。私と一緒にTさんを理解してあげようよ。

そしてTさんからの最後の質問。
『なぎちゃん、私は誰かを愛せるのかな?愛したいけど怖い、傷つきたくないからその前に逃げてしまう』。

私はね、36年間一度も人間に対して『愛している』という感情を抱いた事はありません。
独占欲や支配欲はあった、でもそれが愛な訳はないよね。

そんな私が発言しても何の説得力もないかもしれないね…でもお伝えさせてね。

愛とは…相手がいつの間にか“自分の身体の一部”になってしまう事なのかもしれません。相手を失っても何とか力を振り絞り生きて行く事は出来るけれど、身体の一部(正確に言えば心の一部)を失った我々は非常に不自由な状態になります。

全ての始まりは『愛そう』『愛してみよう』『愛せるかな』と思い始める事とは少し異なるのだと思います…“愛”は思いがけず極自然に始まり、思いがけず極自然に深まり、気がついた時には心と身体が誰かと溶け合ってしまうもの。

人間を愛の対象として見た事の無い私にとって“その存在”は悠くん&蓮くんでしかありません。

それはいけない事ですか?
恥ずべき事ですか?私は全くそうはおもいませんよチョキ
自分の中にもこれ程の愛が満ち溢れている事を知り、今となれば誇りにさえ思いますウインクドキドキ

世の中には一般的に“いのちが宿っているとは認められない対象”に、生きる意味を持って苦しみ愛を注ぐ人間だって沢山居ます。(例えばぬいぐるみやお人形や)

果たしてそれも恥ずべき事?
いいえ、いいえそれも違います。

いいんです。
人間が人間に抱こうが、人間が動物に抱こうが、人間がいのちの期限無きものに感情を抱こうが…それは紛れもなく『愛』そのものなのだと思います。
誰にも批判する権利はありません。

“愛”とは非常に気高く尊く“特別”で個人的なものです。

そして、例え生涯愛を知らずとも…それを一体誰が責められましょうか? 

でもね…どんな形であれ、神様はきっと私達に『愛』を授けてくれる筈。そこを深追いしたり焦りを感じたり、胸を痛めたり…絶望する必要は私はまっーたく無いと思うよ

Tさん、自分を誰とも比べたりしないでね。
誰にも期待をしないで欲しいな。
お母さんと距離を置ける状況なのであれば、先ずはそこから始めよう。
”Tさんには一ミリも罪が無い”…そこだけは、真実だよ。どうか私の言葉を信じてね。
自分を信じ、お母さん以外の言葉をほんの少し胸に受け入れ始めた時Tさんには今よりも少しずつ…でも確実に前を向ける日が訪れるから。

大丈夫。
ゆっくり。
ゆっくり。

私達の人生これからだよ。
試練を、勇気と強みに変えられる日が必ず訪れる…そう信じて一緒にゆっくりゆっくり歩いて行こうねっ
一人じゃないよ、いつまでも一緒だよっ
なぎ
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今日のトップ写真に行き着くまで。 
“悠くんを探せ”状態。
一発目ドンッ。

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二発目ドンッ。

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三発目ドンッ。
漸く発見
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蓮ちゃんが亡くなってから、私が『ウワワワァァ〜ッ』と突発的に泣きじゃくると即ここに避難する癖がつきました(_ _。)汗
まるで置き物のようになり気配を消します(笑)
悠くんを怖がらせているママは毎回大反省ですよぉっえーん
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『nagiko tono 〜一歩ご飯〜』はコチラ
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《ミサンガについて》     

まだまだ“いのちのミサンガ”の応募を受け付けております。     
『摂食障害。 食べて、吐いて、死にたくて。』を、店頭やネット等でご購入頂き“返信用封筒”(ご自身でご用意ください)に宛名を書き“82円切手”を貼り、本の中にあります“読書カード”と共に送って下さった方に、遠野なぎこ本人が一本一本手編みしている“いのちのミサンガ”とお礼の直筆カードを書いてお送り致しております。     

ご応募お待ちしております。     
※期限は設けておりません。     
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《出演情報》      
7月1日より
ネット動画サイト
「MILOU(ミルゥ)」
『誰にも言えないオンナの悩みに答えます!私だけ?相談室』
毎週土曜日一話更新

8月1日
TOKYOMX「バラいろダンディ」
21:00~21:55月曜隔週レギュラー
TOKYO MX「テレビが無料で視聴できる!エムキャス」

フジテレビ    「アウト×デラックス」
 23:00~23:30毎週木曜    

文庫化情報「一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ」
新潮文庫より3月29日発売
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邦画「極サギ3」[DVD]販売及び、レンタル開始中    

webサイト「ウートピ」にてインタビュー掲載中 http://wotopi.jp     

「大竹まことのゴールデンラジオ」     
※番組公式Podcastからいつでも聴くことができます。     
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《摂食障害や心の闇についての講演会承ります。》     

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