皆さんこんにちは、遠野なぎこです
昨日はご質問へのお返事だけになってしまってごめんなさい!
今日は時間があったので、ゆっくりと真剣にメッセージにお答え出来ましたが…今後、日によっては昨日のように『ご質問返し』のみになってしまう時もあると思います
慌てて記事をアップして、中途半端な言葉で皆さんを傷つけてしまう事が本当に怖いから…どうか許してください
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今日は最近の私の症状をお話しています。引きずられそうな方は、今日はこれ以上読み進めないで頂いた方が宜しいかと思います。
皆さんご自身の慎重なご判断でお願い致します。
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さて!本日のお悩みメッセージ行ってみましょ~!
☆なぎちゃん、こんにちは!
最近毎日充実して楽しそうな雰囲気が伝わって来ますが、摂食障害の症状は最近どういう感じですか?
苦しんでいますか?楽になりましたか?
女優さんにこんな事を聞いていいものか分からないけれど…もし大丈夫なら具体的に教えて欲しいです。
★こんにちは、メッセージをありがとうございます!
了解です、私の最近の症状ですね。
聞いてくれて、大丈夫。
この場所では、私が女優だとかはあんまり関係ないよ…皆さんと同じ病気で苦しんでいる“患者のひとり”だから、安心して何でも聞いてね
では、正直にお話しますね。
…私もまだまだ闘っていますよ。
現役の、摂食障害患者です。
本を出版する事で過去の毒出しをし、ブログを始める事で皆さんとの繋がりに勇気を貰い…“最悪な時期”に比べれば、本当に症状が出にくくはなりました。
それでもやっぱりねぇ…完全に出ていないかって言うと嘘になる。
時々、“揺り戻し”は来ます。
私の場合、ここ数年はずっと“過食嘔吐”か“吐かない過食”…そして普段はお菓子や、ある特定の食材のみを毎日摂り続ける等の“極端な偏食”です。
とても33歳の大人の女性の食生活とは思えない内容です。
情けなくて恥ずかしくて仕方ないです。
食事している姿を人に見られるのも、まだまだ苦痛を感じます。
緊張で手が震えます。
それでも、人と喜びを共有したいからと勇気を持って箸を取ると…頭の中でこんな声が聞こえて来るんです。
『この女、そうやってガツガツ食うからデブになるんだよ。』
箸に手を伸ばさなきゃ伸ばさないで…
『デブの癖に少食とか笑える』
とかね、聞こえて来るの。
実際に言われる言葉でも、そう。
『お酒飲むと全く食べないタイプなんですよねぇ~』なんて、誤魔化すと…
『じゃあ、その体型はお酒のカロリーで保ってるんだね。』
…その人にとっては素直な感想なのかもしれないけれど、私にとっては『お酒だけでそこまで太れるって、どんだけカロリー高いの飲んでんだよ。』って変換して聞こえるの。
で、勝手に頭の中が『ウワァッー!』ってなって…一刻も早くお家に帰って過食嘔吐したくなる。
一旦その過食嘔吐という『悪魔のスイッチ』が入ったら、もう心はみんなと居るその場からとっくに離れてる。
誰の話も聞こえて来ない。
…そこからは地獄の時間の始まり。
一回の過食嘔吐で済めばマシな方。
中途半端に体力が余っていると、再びスーパーに走り…二回、三回、四回、五回。
最悪な場合、落ち着いていた症状がその日をきっかけに再び悪化し…暫くはトイレに駆け込む日々になることも。
…まるで、悪魔に取り憑かれたような感覚。
どう足掻いても、どこまで逃げても悪魔に捕まえられて…凄い力で“ズルズルズル~ッ”て、元の場所まで引き戻されるの。
努力、信念、根性なんて悪魔の前では
何の役にも立たないの。
ただただ命じられるがままに、大量の食べ物を胃に流し込んで大量に吐き出す。
…なんて“虚しく醜い行為”。
次第に喉や首元の所が腫れ、目は充血し、顔は浮腫み、毛細血管が切れ、歯が弱り歪み…自分で自分の容姿を直視する勇気が無くなるから、体重計の数字に囚われるようになる。
そのうち、その“数字”にしか生きる意味を見出せなくなる。
100グラムでも増えていれば頭の中ではまるで自分が象のように、重く丸く大きくなってしまったように感じる。
…死にたくなる。
バカみたいな話なんだけどさ、今急に思い出したから聞いてくれる?
数年前に“吐けない過食”で体重が70キロ台に突入した事があってね、何度目かの自殺願望が浮上して…その時にねふと思った事があるんだ。
よく自殺者が発見されて、すぐに身元が分からない遺体の場合に身体的特徴をテレビとかで流すでしょ?
“20代後半で、中肉中背の女性…”とか。
ふとね、『あ…今私が自殺をしてすぐに身元が分からなかったら“小太りの…”“肥満気味の”とか情報を流されるんだ!イヤだ!死んでまで恥を晒したくない!』って、思って思いとどめられた夜もあった。
本当に今思えばバカみたいな発想なんだけどね、でもそれくらい“体型”というものが“自分の価値”そのものだったんだ。
…今でもね、悪魔は私の側から完全には居なくなってくれない。
たまに『あれ?もしかして最近姿を見なくなった?!』と淡い期待を抱いても…空を見上げると、頭の上でニヤニヤ笑って私を見下ろしている。
そして、突然“悪魔のスイッチ”を押して…笑いながら再び私を地獄に引きずり堕とす。
“身体の症状”に対しては…努力したって努力したって自分の力だけでは逆らえないという事は、長年の病気との付き合いで嫌という程理解している。
でも、だからこそ今の私が摂食障害という病気に対して出来る“せめてもの事”。
それは…“悪魔に魂までは売らない”ということ。
肉体は引きずられてしまう、どんなに踏ん張っても抗えない。
だったら、“心”だけは悪魔から私が守ってあげなきゃ…守ってみせる。
闘う。
負けない。
全てが全て、思い通りになんてさせない。
悪魔がよそ見している間は、その“隙”を縫って思う存分人生を楽しんでやる!!
また見つかって、地獄に引き戻されたって次に訪れる“隙”を狙って耐え切ってみせる。
それが悪魔との闘いだと思うから…私は例え一生掛かったって、闘う事は諦めないよ。
勝つまで闘い続けてやる。
私は強い女なんだ。
遠野なぎこをナメんなよ?
あ、そういえばちょっと話が変わるけど…この前ね、心がじんわりと温かくなる場面があったの。
私が摂食障害で苦しんでいる事を、昔から知ってくれている友達の子と飲む機会があったのね。
その日の集まりは…私の友達だけじゃなくて、初対面の方達も何人かいたの。
勿論私の事情は何も知らない子達ね。
そしたらね、私の友達は取り皿とか配ってる時にさりげなく…『なぎちゃんはさっき食べてきちゃったんだから、無理して食べなくても大丈夫だからね~』って、他のお友達の前で私に言ってくれたの。
しかも、めちゃくちゃサラッとね。
勿論、私が事前にそんな風に言って欲しいと頼んでいた訳でも何でもなく…その後も、特にその事に触れるでもなく接してくれた。
それから少し時間が経って…勇気を出して一口食べて、『美味しいね』って言ったら『美味しいね』って笑い返してくれた。
友達のさりげない優しさに感動して涙が出そうになりました。
私の周りはみんな優しい友達ばかり。
人の痛みを分かってくれる人達ばかり。
だから、私も誰かの痛みは全力で癒してあげたいし…友達には、一秒でも長く笑顔の時間を過ごして欲しいといつも願っています。
男女関わらず、こんな風に“支え合う心”“相手の笑顔を願う心”が、もしかしたら『愛』なのかなぁ…なんて最近思ったりします。
また一歩『愛』というものに近づけた出来事でした
私の最近の症状はこんな感じです!
ちなみにカウンセリングは今は受けていません。
精神科に毎月通って、副作用が強いお薬の減薬に向けて先生と話し合ったり…摂食障害以外でツライ症状が改善しそうなお薬を試してみたり。
お薬に依存している訳ではなくて、ちゃんと信頼出来る先生と相談し合いながらの“治療”なのでご心配なさらないでくださいね
皆さん、私と一緒に闘って行きましょうねっ(*^ー^)ノ
私が皆さんの先頭に立って、悪魔にパンチくらわしていくから皆さん後ろを着いて来てくださ~い
なぎこ
iPhoneからの投稿
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今夜もOA番組がありますよ~!
フジテレビ20時~
『人生の正解TV~これがテッパン!~』
私、この番組で人生初のドッキリに引っ掛けられました(^▽^;)
全然気がつかなくてビックリだったけど、今振り返るとめちゃくちゃ楽しかった~!!
誰かまた私を引っ掛けて~
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