連日、予算委員会が開会され、安倍晋三内閣総理大臣の政治姿勢、100兆円にのぼる一般会計予算の無駄使いなどを追及して参りました。

 しかし、予算委員会が開会して間もないにも関わらず、自民党が予算案を衆議院で2月末に採決し、予算委員会を閉会しようと強硬に主張しております。昨年の総予算質疑時間は過去3年間で最短でしたが、それをさらに下回る質疑時間で打ち切ろうとしています。過去最大規模の予算でもあり、今年4月からは消費税増税を控えた重要な予算審議です。

 公共事業の水ぶくれの問題、NHKの問題や歴史認識の問題、集団的自衛権の問題、税金のムダ排除の取り組みが減速している問題、TPP、原発などまだまだ深く議論されるべき問題があります。特に集団的自衛権の問題については、国会で十分な議論がなされないまま閣議決定のみで決定してしまってよいのか、激しい議論がなされています。拙速な予算の衆議院での決定には待ったをかけてまいります。

 本日は、私も予算委員会で質問をしました。違法未加入年金という、法律上、企業が厚生年金に加入させなければならないのに、加入していない人が非常に、多いという問題や、120兆円にのぼる厚生年金・国民年金の保険料の積立金が、リスクの高い、ベンチャーキャピタルや、不動産投資、商品先物取引、未公開株などの投資として使われる検討が始まったという問題、製造業では派遣労働者は、全体の労働者よりも労災事故率が倍以上高いという問題などを追及しました。

 また明日も予算委員会です。真の野党の役割は、内閣を倒して内閣を創ることです。全力を尽くして参ります。