一週間(7月8日~7月12日)の活動報告をいたします。いよいよ参議院選挙投票日が近づいてまいりました。

参議院候補の応援における街頭演説などで、「選挙は一瞬、任期は六年」ということを申し上げています。選挙一瞬で終わりますが、任期は六年間あります。今現在の人気投票ではなく、これから六年間、どんな政治状況になるのかをお考えいただきたいと考えます。

私は自公政権が勝ちすぎてしまうと、おかしな方向に日本が引きずられる可能性があると考えています。

その時にきちっと六年間の中で歯止めをかけて、しかも、反対だけではなく、具体的な提言ができる野党が求められています。皆様にはこの点を考慮頂き、与党を経験した野党である民主党をご支援いただきたいのです。

また、「孫子(孫や子ども)の世代に三つの負の遺産を残さない」ということもお伝えしております。1つ目は、原発です。

2つ目は、国の借金です。民主党政権は国の借金を毎年44兆円に抑えてきました。自民党政権になってから、1年間の借金が50兆円になってしまいました。しかも、公共事業を大幅に増加させ、全国にばら撒いています。  

3つ目は、憲法改正です。そもそも、憲法は本来、国民の権利を侵害しないように国を縛るものです。この立憲主義は、フランス革命以来、世界各国の共通する憲法の理念です。自民党は、国が一定の価値観を唱え、国民の皆さんにその価値観を押しつけ、その結果国民の権利を制限することもやむを得ないといった内容の憲法試案を提示しています。私は、このような3つの負の遺産を残さないために尽力してまいります。

強い人の為の政治なのか、弱い人の政治なのか。
アベノミクスは富裕層などの社会の上位層を引っ張り上げて上位層を豊かにし、そこからおこぼれが落ちてくるという政策をしているように思えます。
それでは、様々な格差が拡大するとともに、バブルを生み出す可能性もあるのではないかと懸念しております。

民主党政権は弱い方の立場に立つ政治を進め、医療崩壊をも食い止めるなどの実績を挙げました。また、子ども手当や高校授業料無償化を通じてご家庭への補助を実行し、結果として高校の中退者も半分になりました。勉強したい人が学校に行く、そういう弱い人の立場、社会保障のほころびを直すことこそが経済成長の基盤を作ってゆく、と確信しています。

安倍内閣は社会保障を軽くすると経済成長すると考えているようです。我々は、社会保障は経済成長のお荷物ではないと考えています。

今お伝えしたようなことを訴えながら、今週は岩手県、福島県、茨城県、千葉県、宮城県、埼玉県、栃木県、神奈川県、山梨県の各地で応援演説をしてきました。

ぜひ皆様のご指導をいただきますよう、宜しくお願いしたします。ありがとうございました。