今週(4月15日~4月19日)の活動報告をいたします。

 今週は、衆議院予算委員会の野党筆頭理事として、民主党からの質問者の段取りを組み、また、私も質問に立ちました。平成25年度予算は、今週、衆議院を通過しました。一般会計だけで100兆円規模の予算でありました。

 特に、議論が多かったのは、いわゆる「アベノミクス」の副作用と、その是非についてです。安倍総理は、副作用に関しては本心から楽観的であるようですが、そこが、非常に不安になります。

 安倍総理のブレーンの一人である浜田宏一・内閣官房参与(米エール大学名誉教授)が主張しているように、アベノミスが「壮大な実験」であるならば、もう少し恐れを持って、副作用に関する野党の主張に謙虚に耳を傾けて欲しいと思います。しかし、支持率が高いということもあり、そうした姿勢が見られないのが不安になります。

 私は、衆議院議員になる以前は、「日経ビジネス」という雑誌の記者を4年間しておりました。そこで、日本のバブル経済が崩壊していく過程を目の当たりにしました。やはり、目指すべき社会の方向性が、安倍総理と私とでは全く違います。

 中曽根元総理は「政治とは内閣を倒し、つくることに帰着する」という、非常に現実的な言葉をおっしゃっています。もし理想とは方向性が異なる内閣であれば倒し、理想を実現するための内閣をつくっていくというのが政治である、と中曽根元総理は述べておられます。やはり、自分が理想とする目指すべき社会を実現するためには、政治的な権力が必要です。

 昨日は、北朝鮮問題の専門家の方と、大変有意義な意見交換を致しました。今後とも、国が誤りなきよう、しっかりと仕事をしてまいります。それでは、良い週末をお過ごしください。