平成27年度 第4回議会定例会 一般質問

こども医療費助成制度について…  町民課長に伺いました



こども医療費助成制度は、こどもに対する医療費を助成することにより、こどもの保健の向上と福祉の増進 をはかることを目的とし、こどもが医療を容易に受けられるようにするため、現在、当町では中学校卒業までの医療費が助成されております。

また、平成25年4月から、秩父郡市内における医療費の窓口負担は廃止されました。

 しかしながら時代の変化と共に、様々なニーズもあることから2点伺います。  


1、医療費を助成する年齢を今後引き上げる予定はあるか


2、秩父郡市以外での窓口負担負担をなくすことはできるか



【答弁】


この子供医療費助成制度について、ちょうど今月2日のニュースで取り上げられておりましたが、厚生労働省の有識者検討会は、子どもの医療費の在り方について、見直しに向けた議論を始めたようです

 全国の多くの自治体では、少子化対策のために「無料化」したりと、自治体独自の助成を行っていますが、独自に助成を行った場合、国から自治体への補助金が減額されるなどの「ペナルティー」が課され、無料化拡大の妨げになっていたようです
 子育て支援や地方創生の観点から、自己負担や医療費助成がどうあるべきかや、この「ペナルティー」制度の見直しについても検討する一方で医療費助成により安易な受診につながっていること、いわゆるコンビニ受診への対応策をセットで検討していくようです。

 町としても、何十年も前から取り組んでいる助成や補助制度など他にもあると思いますが、時代に合ったものに改めることも必要なのではないでしょうか。


 こども医療費支給に関する条例は、こどもの保健の向上と福祉の増進をはかることを目的とし、昭和48年から長瀞町でも行されております。また長瀞町のホームページを見ますと、「こどもの医療費の一部を町が支給することにより保護者の経済的負担を軽減し、こどもの福祉の増進を図ることを目的とした制度です」とあります。

 この条例を作った当初は何歳までが対象だったのか分りませんが、最近では、埼玉県でも越生町、滑川町、新座市などで、助成する年齢を18歳まで延長しているようです。

また、寄居町でも今回の議会で医療費助成を18歳までにする議案が提出され委員会付託となったようです。


 こういった例えば「18歳まで医療費無料」にしてますといったことは、今の時代ですと若者の定住促進や少子化対策ににも、少なからず効果はあるのかもしれません。

 しかしながらこういった助成には、町からの持ち出しも多く掛かる為に、前にも話していると思いますが、周辺自治体、特に秩父地域の市町村と競争になってしまうのはいかがなものかと思います。


次に2番目の医療費の窓口負担の件ですが、

 例えば寄居町では、深谷市だけで206箇所。その他本庄、美里、熊谷、上里、神川の医療機関でも窓口負担はないようです。本庄市でも児玉郡や深谷市、寄居町でも負担はありません。

 長瀞町の住民からすると、医療機関以外の事を考えても、寄居方面に行くことが多いのではないでしょうか。

 利用者の事を考えて窓口負担をなくしているのであれば、寄居方面の医療機関の窓口負担もなくすべきと考えます。



今回の一般質問では、これらの件に関して当町としてどうに考えているのか、今後どうに検討していくのかということを質すために質問させていただきました。


 もう一度、ちょっと返答は難しいかもしれませんが、2点確認させていただき、質問を終わりたいと思いますが。



・町として、こどもが必要とする医療を容易に受けられるよう費用を負担しているわけですが、この「こども」の年齢はいくつと考えてるのか。現在は15歳までですが、高校生は「こども」と見ていないのか。


・もう1点、、町の考えとして、窓口負担の軽減に関しましては、利用者の負担を無くすためなのか、ただ秩父郡市の市町に合わせて行なっているだけなのか。伺わせていただき質問を終わりたいと思います。



※原稿ですので議事録とは多少異なる場合がございます。