相模原殺傷事件 | 長澤昌広 未解決事件FILE

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長澤昌広 未解決事件FILE 様々な未解決事件の発生時と現在を考察する。


長澤昌広



戦後最多の犠牲者が出た殺人事件。このレベルになると動機が何故かある程度ハッキリしてくるから尚恐ろしい。



少なからず、オリンピック開幕と重なり、パラリンピックへの意識影響が懸念。



概要は津山30人殺しのスケール。違いといえば犯人が自殺していなく、生きているという点。また時代は平成。



【とにかく複雑な因果関係】



犯人は26歳の男性、施設の元職員で2012年12月から2016年2月まで施設にて勤務。



障碍者がいなくなればいいという供述もしていると言われているが、直接の犯行動機は、「施設を辞めさせられて恨んでいた」と供述。



採用後には多々問題があり、施設入居者への暴行や暴言を繰り返す(重度の障害者について「安楽死」を容認する発言)など問題行動を起こし、その都度指導や面接を受けるが改善されず、刺青を入れたり奇行が目立つ。



安楽死の発言を受けて同施設が警察に通報。これに対応した津久井警察署は被疑者が「他人を傷つけるおそれがある」と判断して相模原市長に対して精神保健福祉法23条に基づき通報。



同市は、措置診察を行う事を決め、1人の精神保健指定医が「入院の必要がある」と診断した為、精神保健福祉法に基づいて緊急措置入院を決定。



この時点で被疑者は同日、勤めていた同施設を「自己都合」により退職。



さらに、翌20日には尿から大麻の陽性反応が見られ、22日に別の2人の精神保健指定医の診察を受けたところ、指定医の1人は「大麻精神病」「非社会性パーソナリティー障害」、もう1人は「妄想性障害」「薬物性精神病性障害」と診断。市は同日、被疑者を正式な措置入院とした。



ここまでの措置は適切なのではと思ってしまうが、これが大きな溝となる。



併せてこの時点で被疑者が薬物に手を出していたことも把握される。



色々と施設や市が適切な措置を講じたことが、容疑者の怒りを買ったように見える。ただし、死亡した被害者19名は同施設の入所者で施設関係者は男女1名ずつ負傷をしただけ。



関係者に恨みを持っていたはずが、恨みの矛先が施設入所者に向かっているのが不明。



という訳で次回につづく。



長澤昌広