「『甦る幕末』のNo.298299の写真は文久3年5月(1863)に「新任」した服部が出島の旧オランダ領事館を表敬訪問した際に、A.J.ボードウィンが領事館 のテラスと中庭にセットした舞台で撮影した」と高橋信一氏はfacebookにて考えを述べられています。 検証してみます。


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aburayaのブログ 上に示すNo.2981865年と書かれた写真は背景、頬のやせ具合、目のくぼみ具合が等しく、同所、同時期の撮影と考えられます。信一氏が明治元年にコメントされように裏書の記載が正しいとは限りません。裏書の1865年は所有者が写真を手に入れた年かも知れないからです。したがって撮影時期を1865年より以降ではないとしておきます。

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このNo.299写真の中で右端の人物に注目してください。

この人物を特定できる写真を掲示します。


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この人物の顔をNo.299と比較します。


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2相よく近似しています。右を向くポーズも。この人物を特定する手法として

家紋を見てみます。


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この家紋には十字を認めます。切り竹矢筈十字です。

能勢氏の家紋  能勢大隈守頼之として間違いないでしょう。

能勢頼之は1865-1866年の間。
服部常純は1863-1866年の間長崎奉行を務めています。したがって両者が長崎で写真を取る機会は1865年と1866

となります。



パターンマッチング法による証明では1863年撮影とはいかないようです。