JARF保護犬 NO.9バロン 改め レオくん のご家族様との再会 ①
どうも!
僕、レオです。
ここではバロンって呼ばれていましたが、この度めでたく、本当の名前で呼んでもらえることになりました。
みなさまのお陰です。
そうです。
お父さんとお母さんに、久々に逢えたんです!
これからは、「レオ」って呼んでよねぇ~。
何度も何度もお電話と郵便物でのやり取りを続けさせていただいていました。
レオくんのご家族様は今も中学校に避難をされていて、ペット可の仮設住宅の抽選に当たるのを、今か今かと待っています。
それはレオくんと一緒にまた生活をするためです。
家族ですものね。
お約束の一日前の朝、私の電話がなりました。
「明日の昼に、逢いに行く予定だったんだけど…」
(もしかして、来れなくなっちゃったのかなぁ)
「今、伊豆に着いちゃって、今日でもいいですか?」
「どうぞ!お待ちしています!!」
と、いうことで、一日早く再会です。
福島からの長い道のり、首都高がどれだけ混むか予想がつかず、夜の12時半に出発されたそうです。
伊豆に着くのは、、夕方と思い、一泊してから逢いに来てくださる計画だったそうです。
「なんかスムーズに着いちゃって…」
と、申し訳なさそうなお父さん。
でも、9時間かけて、夜な夜な車を走らせて来てくださったんです。
やさしいお父さんとお母さんです。
どの子もご家族様も、いつもそうなのですが、お互い本当に本人なのか最初は探り探りが多いです。
ワンちゃん達は忘れてしまったのではなく、どうしてここにいるの?と不思議なんじゃないかなって私はいつも思うのです。
自分が今ここにいる事も不思議でしょうし、離れていたご家族様が目の前にいるのも不思議。
もし私が生き別れた家族と、数年ぶりに初めて行った普段だったら行かない海外でバッタリ逢っても、「え?本当に?本当にそうなの?」って思うなぁっていつも思うんです。
実際はそうではないですが、ワンちゃん達の時間軸、感覚からいったらそんな感じなのかなぁって思うのです。
だから、忘れちゃってるんじゃなくて、突然のことでビックリしちゃってるのかなって見守っています。
レオくんとお父さんもそうでした。
「レオ…だよなぁ。レオ?」
「似てるよなぁ…おい、レオだよな!?」
レオくんに話しかけます。
レオくんも、近づいていって、写真のようにお父さんに柵越しに前脚をかけました。
ドッグランから出て、お父さんの傍に行こうね、レオくん。
レオくんはテンションのすごく高い子ではありませんし、ゆっくりお父さんのところへ歩いていきました。
そして、ブログでもご紹介させていただいた通り、嬉しそうにお尻を向けて、レオくんお得意の「撫でて!」をしました。
お父さんは
「やっぱりレオだ!レオはこうやってお尻を向けるから。
耳の治療をするようになって、耳を障られるのが嫌だから、お尻を向けるようになったんだよ。」
そう、教えてくださいました。
つづく
伊豆高原 クミコ