(四) 阿曇族と和珥族の海人達、P3

今、神人達が神業と称して各地へ行って、この神業を指導される日本国の大国魂(※90)であらせられる末代日乃王天之大神(※91)様の御指導通り、各地で祭を行い、肉体を持った生宮が、神々の為に先に型出しをしなければ、神々の罪を解消出来ないという、根元様が決められた、根元神規(※92)に基づいて、全てを根元様の御仕組み通り、元に戻す為に、行動しているのでした。
つまり人間の方が、今は神様を助けるという、まったく逆の事をしていたのです。
だから、今の段階では、人がいくら神様に助けて欲しいと願っても神様自体が、根元神規に触れて、拘束されたり、封鎖され閉じ込められたりしていて、自由に動けないでいるのですから、まったく無理な話でした。
今は、神様は人を助けたくとも出来ないのです。
その代わりに人間に対応していたのは偽神達でした。
各生宮にはそれぞれに先祖がいます。
その先祖様達は、生きていた時はこの神々の真実を知らなかった為に、偽神達の指導が真実と思い込んでしまい、偽神は、全ての神々を呪うことや、封じ込める行動をさせてきたのです。
例えば鬼伝説は、地球管理神の代表である地乃世界之大神様(以前の名前は地乃世界之親神様と言われていた)(※93)を鬼と称して嘘の話を流し、皆を怖れさせて親神様を封じ込める行動を毎年させて来ました。
〆縄(※94)を張らせたり、「煎り豆に花が咲くまで、鬼は外」と煎り豆を投げつけさせたり、神社に鳥居(※94)を造って囲ったりです。

  鳥居と〆縄

鳥居は牢獄の門であり、〆縄は罪人を縛る縄だったのです。
煎り豆には絶対に花が咲かないから、永久に出て来るなと親神様に呪いをかけているのです。
まだまだ色々ありますが、人間に対しては、偽神の言うことを効かなければ首吊りの刑にするぞとネクタイを首に巻かせて脅していたのですが、今は、その意味さえも忘れられてしまっています。
神様と生宮との絆であった神線(※95)を切られてから、生宮が神社に行って神様に意思を伝えようと思って、手を合わせても、絶対に真の神には伝わらない様に、偽神は嘘の挨拶の仕方を教えて真の神に会えない様な封じ手を教えた のです。
神界では偶数は封鎖なのです。
二礼二拍手一礼とか、二礼四拍手一礼等、神社によって違いはありますが、本当の神様に対する儀礼は二礼三拍手一礼が正しいのです。
神教の先人が書いた本の中には、三拍手の由来を一拍手で現界、二拍手で人霊界、三拍手で神界へと通じると書かれたものがありますが、今まで五島達神人が神業して来た中で、証された所では、三つ目の拍手で、世乃元之神全体へ通じるということが、判って来ています。
このように、人間であった御先祖様達は、偽神に騙されてとは言え、神々に対して色々と失礼な事をし、その上、生きていた間に人として罪深いことを沢山行って来ているので、先祖様達は、国替えになって、つまり、死んでみて、肉体から離れた御霊となって初めて、自分の魂がとても穢(よご)れていることに気付くのです。
この穢れた魂では、神様に受け入れてもらえなくて、御霊となっても人が生まれ替わり、死に替わりの為に、その死後一時的に集まる場所として世乃元之神の仕組みとして創られた人霊界(※97)に入られず、入れないその穢れた魂達が集まって創った幽界(※98)という所に入ることになるのです。
幽界とは、本来存在しない世界です。
暗く、鬱陶しい幽界から抜け出したいと家祖様達が思っても、根元神規によって、肉体を持った生宮が先に動いて、色々な体現や祭事の型出しをしない限り、魂の穢れは消えないのですから、抜け出すことが出来ません。
ですから、多くの御霊は神様に願い出て、再び生宮に生まれ替わって現界で魂の穢れを綺麗にしたいと望むのです。

                                                                           (つづく)

《用語解説》

(※90)大国魂(おおくにみたま)→ 神界で決められた国(九二)を護り、人々を指導する担当神。日本国は末代日乃王天之大神(まつだいひのおうあめのおおかみ)様が担当神〔かむなから神業報告書より〕
(※91)末代日乃王天之大神 → 神界で決められた日本国の大国魂神、龍体神界地系の長神である地乃世界之大神の次男神、末代プログラムの実行指導神〔かむなから神業報告書より〕
(※92)根元神規(こんげんしんき)→ 神界で唯一無二の根元様が決めた神界の法規〔かむなから神業報告書より〕
(※93)地乃世界之大神(ちのせかいのおおかみ)→ 龍体神界、地球管理神の地系の長神で唯一無二の根元様がこの神界に降りられた一形態、丑艮(うしとら)の金神(こんじん)のこと、偽神から鬼と恐れられた神〔かむなから神業報告書より〕
(※94)〆縄(しめなわ)→ 神前、又は神事の場に不浄なものの侵入を禁ずる印として張る縄のこと。〔広辞苑より〕
(※95)鳥居(とりい)→ 神社の参道入口に建てて神域を示す一種の門のこと〔広辞苑より〕
(※96)神線(しんせん)→ 大昔、人が生まれた最初の頃は、神と人との間に見えないが意思疎通が出来る様に繋がっていた線のこと〔かむなから神業報告書より〕
(※97)人霊界(じんれいかい)→ 死んだ人の霊が集まる拠り所として神様が創った世界〔かむなから神業報告書より〕
(※98)幽界(ゆうかい)→ 人間の強い慾心で魂がとても穢れて、死後、人霊界にその穢れが溜まり過ぎて、処理出来なくなって、やむなく出来たのが幽界で、本来は存在しない世界〔かむなから神業報告書より〕