苦手のプラグでバスGet!

令和7年5月22日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市/野池


バス用トップウォータープラグの元祖がヘドンのスロープノーズ(当時と現在では素材や商品名が異なる)だということは筆者も知っているし、新品の色違いを何個か持っているが実のところ使ったことはない。

そうは言っても、筆者もいろいろ後発の似た商品を買ったり、貰ったりして使って来たので、水面における動きの良さについてはよく知っているつもりだし、仲間に釣り上げたばかりのでっかいバスを見せつけられた日には、「次は必ず俺が釣る!」と心を鼓舞せずにはいられなかった。

しかし、どうも筆者はこの手のトップウォータープラグと相性がよくないようで、手にしたバスは小ぶりなのを数匹のみ、なかなか成果を出せずに来た。


中でも、とても気に入っているアカシブランドのプラスチックチュッパチャップスに関してはこれまでのところバイトすら得られていない。

だから、今回は是非ともこのトップウォータープラグでサイズはともかく念願の1匹を手にしたいとやって来た。



そして、ついに大きいとは言えないが、充分満足できる1匹を手にすることができたので、取り急ぎレポートを書いているという次第である。


今回、水面から顔を出す立ち枯れた木の周囲をねちっこく誘って、まんまとバスを騙してやった。


このプラグは竿先でちょんちょんと誘ってやると、水面で左に右に90度近くまで頭を振りながらバスを誘惑する。しかも、動きの華麗さとは裏腹に移動距離が極めて短いのでバスに長くその動きを見せつけることが出来て効果的である。



だから、今日まで辛抱強く使いつづけて来たわけだが、その甲斐があった💦

無論、今後もさらなるビッグワン捕獲を夢見て使いつづけていくつもりでいる。
 

ロッド:バレーヒル ブラックスケール610MX
リール:ダイワ タトゥーラHD153
ライン:ユニチカ ユニベンチャーX8 チャートリュースカラー  2号(30lb)
リーダー:ユニチカ シルバースレッドMiniショックリーダーN  20lb(5号)
ルアー:アカシブランド プラッチックチュッパチャップス


5月の〆(午前の部)

令和7年5月30日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市/野池


最近、トップウォータープラグにハマり気味である。

今回はダブルスイッシャー縛りでバスを騙してやろうと、家を出る前から年甲斐もなくソワソワと落ち着かない気分だったので、早く釣りに取りかかりたくて少々気が急いていた💦

じつは朝早くに来るつもりがずいぶん遅れて日が高くなってしまってる💦 それに少々暑い💦 しかも、水面は静まり返ってる。

こんな状況でバスを水面まで誘い出すことができるか自信が持てなかった。

それでも来やすい近場の野池なので、他のルアーには手をつけず、ダメ元で予定どおりダブルスイッシャーのみを用いて攻めてみることにした。

季節が進み、桜並木の続く側は青葉の影が水面に濃く映り込んで、いかにもバスが潜んでいそうに思えた。

「悪くないんじゃない」と筆者は心をくすぐられた。

早速、護岸際に浅い角度で「ベビーザラ」をキャストし岸際沿いをタダ巻きしてみた。

無論、様子見のつもりだったが数キャストしただけで子バスが食いついて来た。



例え、子バスでもトップウォータープラグで釣れると嬉しいものだ。


早速、記念撮影することにした。


ところが、簡単に釣れたので景気づけの1匹になるかと期待したが、その後はバイトすらなく憂き目を見る羽目となる。

そこで、筆者は持ち時間と相談した結果、その場を見切ってさっさと別の野池に移動することにした。

車を走らせ移って来た山間の野池は水が澄んで藻場が豊かであった。


しかも、水面近くに浮いているバスもヤル気満々、どうやら水面をかすめ飛ぶトンボが気になって仕方ないようだ。



目をやや沖にやると、ひと塊の藻場が見え、しかも良いサイズのバスが潜んでいそうに思われた。べつに根拠はないが、そんな気がした。

その先にはさらに広く藻場がひろがっているが、筆者のタックルと仕掛けではキャストしても届きそうにない。追い風でも吹けばぎりぎり届くかもしれないが、生憎風はなかった。

目をつけた藻場もベビーザラでは届きかねるので重めのダブルスイッシャーをチョイスして藻場の向こう側にキャストした。

波紋が消えるまで放置しておいてから、竿先でジュッ、ジュッと金属のペラが水面をかき混ぜるよう仕向けてやると、いきなりバスがバイトして来た。

派手な出方ではなかったが、斜め横から食い上げて来て、ルアーを捕らえ、水面下へ沈んで行こうとする様子を自分の目で確認した筆者は、慌てずに一呼吸おいてアワセを入れた。


手応えからするとさほど大きくなさそうだが、それでも前の野池でベビーザラを使って釣った1匹よりはずっといい。

 

 

 

実際、良いサイズであった。


 

気をよくした筆者は、その後しばらく別のダブルスイッシャーをセットし直し粘ってみたが、最初の野池同様、追加の1匹を手にすることは叶わなかった。

まぁ、そういう日もある。

ちょうど時間切れとなってしまったので納竿した。

ロッド:スミス スーパーストライク イノベーションSS-60LⅡ & スーパーストライク マグネシウムハンドル
リール:シマノ カルカッタコンクエストBFS HG
ライン:ユニチカ シルバースレッド バストップウォーターPE 15lb(1号)
リーダー:ユニチカ スタークU2 3号
ルアー:ダブルスイッシャー(トップウォータープラグ)各種


5月の〆(午後の部)

令和7年5月30日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市/野池


午前中にトップウォータープラグで、しかもダブルスイッシャー縛りで首尾よくバスをゲットした筆者は昼食後に用事をテキパキと片付け、今度は午後遅くから魚種を変えてライギョを狙いに近場の野池へと出かけた。


 

ライギョは分厚い菱藻が水面を覆う野池に行って、フロッグを使ったカバー撃ちで狙うのが好きでちょいちょい出かけるが、この釣りをやりはじめた当初からすると仕掛けの太さが幾分細くなった。



今年からユニベンチャーX8 マルチカラー 5号(60lb)でカバーの下に潜むライギョを狙っているが、耐摩耗性も含め強度的には十分である。

さて、結果から先に述べると、今回は時間切れ寸前のラストキャストでどうにか納得の1匹を手にすることができ正直ホッと胸を撫で下ろした。

ミスバイトが続く中、「今度こそ完璧にフロッグを吸い込んだぞ」と喜んだのも束の間、どうもフッキング後のファイトの仕方にライギョらしさが感じられない。

それもそのはず、ファーストフィッシュはライギョではなかった💦

水面を覆うカバーの下から突き上げて来て、バグっと食いつくときの捕食音もあとから思えばライギョに比べると低音で響きに硬さがなかった。



案の定、バスであった。

とは言え、ミスバイトの連続で嫌気が差していたところに運よくヒットした魚だけに嬉しくないはずはない。



実際、釣れてホッとした💦

バスを狙ってキャストしたフロッグにこのサイズが食いついたのなら無論、小躍りするところだ。

が、しかし人間勝手なもので、ライギョタックルでライギョを狙って釣れたのがバスだとでっかくてもあからさまに嬉しそうな顔はできない。

その逆もまた同じで、バスをフロッグで狙っていてライギョを3連発させたこともあるが、苦笑いしてみせるしかなかった。

今回はバスが2匹食いついて、1匹は足元まで寄せた直後に惜しくも取り逃した💦

逃がした魚は大きいというが、そのとおり取り損なった方のバスが大きかった。

それにしても本命のライギョがまだ釣れてなかったので筆者はかなり苛ついていた💦


でも、実際苛つくのは良くない。なんの得にもならない。

ミスバイトのいくつかは、確かにライギョの食い損ねに相違ないが、食い損ねを招いた一因は筆者の苛立ちから来る雑な誘い方にあったのかもしれないのだ💦


その点は反省しているが、それでも最後の一投で喉から手が出るほど釣りたかったライギョを手に出来たのだから...

 

 

 

「結果良ければすべて良し」である。



この日、筆者は明るい気持ちで釣り場をあとにすることができた。

 

 


ロッド:オフト 雷魚七八
リール:アブ アンバサダー6500C
ライン:ユニチカ ユニベンチャーX8 マルチカラー 5号(60lb)
ルアー:エバーグリーン ポッパーフロッグ

 

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