大阪の弁護士•長野智子(智聖法律事務所) -6ページ目

【AO入試とは何か──“点数では測れない力”を見つける選抜方式】


近年、大学入試の多様化が進み、「AO入試(総合型選抜)」を選ぶ受験生が増えています。

AO入試は、従来の学力試験中心の入試とは大きく異なり、受験生の人物像や将来への意欲を丁寧に評価する選抜方法です。



■ 学力だけではわからない“その人らしさ”



AO入試の大きな特徴は、学力試験の点数が中心ではないという点です。

では、何を評価するのか。大学が見ているのは次の三つです。


  1. どれだけその分野を学びたいのかという意欲
  2. 大学・学部との相性(ミスマッチがないか)
  3. 高校生活で何に取り組んできたのか



実績が華々しい必要はありません。「続ける力」「自分の言葉で語れる経験」こそが価値になります。



■ AO入試が受験生にとって魅力的な理由



AO入試は、早い時期から自分の進路と向き合うことを促し、

“なぜこの大学なのか” “入学後にどのように学びたいのか”

といった問いへの答えを深めるきっかけになります。


学力試験では表現しきれない、価値観や考える力が評価される点も魅力です。

将来のイメージが明確な受験生にとっては、最も力を発揮しやすい入試方法と言えるでしょう。



■ AO入試が向いているタイプ



  • 自分の興味関心がはっきりしている
  • 文章を書くのが苦ではない
  • 面接で自分の考えを語るのが得意
  • 「大学で何を学ぶか」に明確なテーマがある



逆に、まだ進路がほとんど決まっていない場合は、一般選抜や学校推薦型選抜の方が合うこともあります。



■ まとめ



AO入試は、点数だけでなく“人としての魅力”を丁寧に見ようとする入試方式です。

高校で積み重ねてきた経験が思わぬ力を発揮することもあります。

自分の道を主体的に切り開きたい受験生にとって、AO入試は大きなチャンスとなるでしょう。


服装は大事、しかし挨拶はもっと重要である


人と会う際、第一印象を決定づける要素のひとつが服装です。

スーツやワンピースであれば、整った印象を容易に演出できます。しかし、問題は「綺麗めカジュアル」にあります。

この領域は、単におしゃれであることだけでなく、品格を伴わせることが求められるため、意外と難易度が高いのです。


私が基準としているのは、**「この服装でウォルドーフ・アストリアのホテルロビーを堂々と横切れるか」**という問いかけです。

この基準を用いることで、カジュアルの中にも適切な品格を保つことができ、自然と立ち居振る舞いや小物選びにも慎重さが生まれます。


しかし、服装の印象がどれほど優れていても、挨拶が伴わなければ、その印象は半減してしまいます。

理想は、ギリシャの広場で飛び交う「カリメーラ!」のように、こちらから礼儀正しく、かつ明確に声をかけることです。

挨拶は単なる形式ではなく、相手に敬意を伝える行為であり、人間関係の基盤を築く重要な要素です。


服装は目に見える印象を作り出しますが、挨拶は心に届く印象を作ります。

どのような場面でも、服装に迷ったとしても、挨拶に手を抜かないこと。

この心がけだけでも、相手との信頼関係やコミュニケーションは大きく前進することでしょう。


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若き日の林真理子さんが若き日の村上春樹さんに道で遭遇。

大ファンの作家に遭遇した際の林真理子さんの初々しい描写です。

私〔真理子さん〕の声は震えていたと思う「…村上さん」


しかし、本当にこの状況でよく話しかけられたと思う。自分〔長野〕であれば、村上春樹さんに遭遇しても、唖然呆然として見送ることしか出来なさそう。


憧れの人にも遭遇のチャンスは逃さず、臆さず話しかけてみる。

これが「持っている人」の行動力。